- 地球博物学大図鑑/東京書籍
- ¥9,975
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本屋のレジの横に置かれていた本で、しばらく気にはなっていたのですが、
とうとう入手してしまいまいした。
地学・生物学・・・・いわゆる第二分野と呼ばれていた理科が好きな人には
たまらない本ですね。
とにかく、写真が綺麗で、地学(鉱物)の分野はわからないのですが、
生物の分野はそれぞれ目・属が解るように記載されていて
大まかに分類して頭の中を整理するのには本当に役に立つ本です。
見ていて飽きません。
この歳まで、様々な動植物を採集・飼育してきて、
それぞれの生物学的地位(ニッチ)を考察するのに大変役にたちますね。
アリストテレスが海綿を植物と言ってしまった事で、ずいぶん長い間、分類学で混乱をきたしていたり、
ヘッケルが意外と政治的に・・・・な人だったり、
せっかくリンネが整理したのに、また枝を増やしてしまったり。。。
フラクタス理論で言われるように、小さな物差しを使えば、距離は無限になるって、
つまり小さな違いに気を取られると、無限に枝分かれしてしまうんですよね。
ちょうどいい具合の所でコンセンサスを得ないと使いづらいよね。
とは言え、そういう研究をしている人にとっては大切な事だったり、飯の種だったりするのだから
しょうがない。
などとつまらない事とは関係なしに美しいのが生物の世界です。
そんな圧倒的に美しい鉱物・生物の集大成の本でした。