※国際結婚の成れの果てを綴っています
※インスタで見るような美しいストーリーではありません
息子のムーくん 1歳3ヶ月
美容院に行く…
と言っても、美容師さんはアマァ(義母)の兄嫁さん(ギンポー)のようです。
夕食を済ませて、7時に行くと聞いて
「お風呂は帰ってから入ればいい」っていう
言われなくてもそのつもりゃでっていう
いつものお節介アドバイスも
笑顔でかわせる今日この頃 
ま、アマァがムーくんを抱っこして座って
ムーくんが ママがいい〜と言って暴れて
「你不乖阿嬤打打
」
」いい子にしてないとおばあちゃんがぶつよと言われる
そんな感じだろぅなと予想しておりました
もぅ だいぶ この生活にも
順応して来た今日この頃
いつもの通り、夕飯は義父母が住む下の階抱っこひもを持って下の階へ行ったら、
「歩かせればいい」って言われて、
最近の ムーくんは、
自分が危険と思わない限り、手をつないでくれません。
前にも息子が歩き始めて間もない頃、
幅の広い歩道がない道路や駐車場を歩かせることはしたくないって言ったことがあって、その時、アマァは 
プンプンプンって 不機嫌になったから、もう言いたくないのに。
プンプンプンって 不機嫌になったから、もう言いたくないのに。アマァは、また同じことを言っているので、
軽くふむふむと交わしておきました
夫のオトくんが帰って来たら、アマァは
「你們也要去啊？ 我去就好了」
あなた達も行くの？私だけが行けばいいと言って、
アマァだけで行こうとしてました
ちょっと笑える
私が 抱っこできないのではなくて、
そもそも私 行けないのか
そもそも 息子のヘアカットに
おばあちゃんがメインキャラで登場することが ぽかーん…
ないわ、と思ってるうちに、
「你要剪怎麼樣 跟我說就好啦」
どうやって切りたいの？言ってくれればいいと言われ、
いゃいゃ…
その伝言ゲームは絶対失敗に終わるゃん
オトくんだって、アマァ1人で行かせるのはヤバイ(ぺぺ(私)が絶対泣く怒る挫ける)って分かってるので、私の顔を覗き込んで、リアクション(アマァへの反論)をしようとしてるんですけど、そうゆうの 超スローペースのオトくんは、せっかちなアマァのペースに巻き込まれて、「パッツンにしないで 」とか伝え始めちゃってるんですょ
あぁもう自分で言うしかないと思って、
我不想讓弟弟走馬路 阿嬤抱著去應該很累 所以我陪妳去吧って言いました。
好了好了 いいよいいよ
と言う感じで、
と言う感じで、夕飯を食べてたら、美容師のギンポーが電話をくれて、我々の家に来てくれるとさ
よかった、よかった、とりあえず
私は 今日は 思い出すたびに、ムーくんに
今日は 髪の毛をチョキンチョキンするょ
こうやってするよ
ニコニコ座ってくれてたら お母さんは とーっても嬉しいんだ
と1歳3ヶ月の子で ちゃんとは聞いてもらえないけど、伝えていました。
予防接種も そうやってきたし
鼻掃除も 耳掃除も 歯磨きも ムーくんが喜ぶようなやり方で やっているので、ムーくんはとても協力的です
さ、
ギンポーが おうちへ来ると、
私は急いで、ムーくんを連れて、ギンポーの元へ行きました。
ムーくんが 初めて会うギンポーと触れ合えるように 握握手 握手ぅ〜って言ってあげました
それは ムーくんの得意技で、調子がよければ 電車などの知らない人にも手を差し出します
まるで選挙立候補者です
ムーくんは、ギンポーに 笑顔で手を伸ばして
握手をしようとしました
無視されました… 
私も何度か 大きめの声で 握手 と言ったのですが
ギンポーとアマァが 喋っているので
無視されます
アマァが タオルをムーくんの首に巻いて、サイズの合わないケープを アマァがしばって、
ほんと せっかちな人たち…
この人たちの1日は 14時間くらいなのかな？
呆然と立ちすくむ私に オトくんが
ぺぺ 早く椅子に座んなょ と言って
(事前にポジション交渉していた)
なにやら大きなものを首に巻かれて(しばられて)不安になり始めているムーくんが
私の膝に座りました。
Time is money 
即行始まります
ジョッキン ザックン
錆びついたハサミの音が 鋭く息子の耳元で鳴ります
チョキンチョキンってムーくんに
デモンストレーションしてたのに
ギャッシン ジャッシン
子供の聴力って すごいですよね
我々の何倍もいい！
なんだこの音は、と
周りをキョロキョロ 頭を動かします
顔を押さえつけられました
頭 押さえつけられました
首と頬を 押さえつけられました
泣き叫びます
私の膝の上で
おじいちゃんおばあちゃんと
お父さんと知らないおばさんに囲まれて、
異様な光景
泣いてるんだから
一旦 手を止めてもよくない？
オエツついて 泣き出しました
私の膝の上で
信頼している母の上で
怖い思いをしている息子が
可哀想で 可哀想で
私も 涙が出そうになりました
でも 私が泣いたら
ギンポーに申し訳ないので
泣けません
どぅして
オエツついてまで 怖がっている幼い子を
押さえつけて
カットを続行できるんでしょうか？
私は
やめてください
と言える立場では ありません…
子供を押さえつけることができる
この国の人が
マジで信じられません
押さえつけてるのは
おばあちゃんですけど
この国の こうゆうところが
マジで 受け入れられません
さらに この状況で
後ろは どのくらい切るの？
耳まで？
と聞かれ、
「耳まで」の意味が分かりません
今思うと
あぁ 台湾の子供によく見るあれゃ！
マッシュルームってやつですね
と思いつきました…
ヘアカットが 幼い子供にとって
怖いことであろうと
もともと分かっているのだから
スタート時点で、もっと子供を尊重して欲しいです 
子供のペースで、進行して欲しいです
私は ムーくんに怖い思いをさせてしまって
それも大好きな母の膝の上で
止めてあげられなくて
ごめんね、ごめんね、ごめんね
もともと泣き続けない子なので、
ムーくんの泣き声に 慣れていません…
泣かない息子が こんだけ 泣くのは
よっぽどなんです…
「ごめんね」しか出てきません。
おじいちゃんおばあちゃんは
スッキリしたって
とても満足そうでした。
最後に
この国のせっかちな人々へ送ります
鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス
徳川家康