回鍋肉とレバニラ炒め
今日は長ーいよ
初孫の顔を見に出かけた帰り、
個人的お祝いと称して、少しお高いお寿司屋さんへ……
ガラスのケースがないお店
初めてでした。
ケースの中がほぼ空っぽのお店は何回かありますけど……。
予約なしの
みすぼらしい爺が
のそっと入っていったので
スタッフのお兄さんが戸惑った様子で
「あの、当店のシステムはご存じでしょうか?」
「あっ知りません。失礼しました帰ります」
そこへ
奥の板場から声が……
「ご注文はコースのみですが、およろしければどうぞ」
ものは言いようだぁね……
座敷かカウンターかと訊かれて
寿司屋で座敷に座るほど野暮じゃねーやい
そうこうするうち
何やら手の込んだ小鉢料理が運ばれてきました。
茄子の煮びたしが絶品でした。
お酒は
「東洋美人」と「美少年」に続いて「初孫」へと進み
北限に向かうかと思いきや
も一度山口へ
なんとかいうお酒だったけどもう覚えてません……。
その間
板さんは目の前に立って
他のお座敷の料理を作りながら
爺と話を合わせてくれてました。
「初孫が生まれたんです」
「おめでとうございます」
「男ばっかで汚くてしょうがなかったのに、スゲーかわいい嫁さんが来てくれた」
「うちの娘は24で、そろそろありかと……」
「まだいいですよ。いなくなると寂しいでしょ?」
とかとか言いながら
赤貝の縁を掃除している板さんの手元をじっと見てました。
気になったのか、
「料理されるんですか?」と……。
「されるんですかってほどですね。下手の横好きですね」
あとはご想像にお任せの料理and食材談義
さすがプロの料理人の話は勉強になりました。
特に食材の下処理については
目から鱗がポロッポロ落ちるのがわかるほど……
ただでさえ眼が小さいのに困ったもんです。
その成果がレバニラ炒めと回鍋肉なんて……
がっかりした?