多分、誰も気がつかなかったとは思うけど…
ちょっとあせりました汗


昨日『詩人の恋』(下北沢・本多劇場・加藤健一事務所公演)を見ていた時のこと。


何か、ガラスがふれあうような、マリンバを叩くような音が後ろの方から聞こえてくる。

「何だろう…?」


そのうち音はやみ、舞台に集中していたら、またコロコロコロンと音がする。

「ん? ひょっとして…」


実は私は、外出の時はほぼ必ずポケットにi-pod 。
そこからイヤホンのケーブルを伸ばして首にかけ聴いております。

で、i-podのスイッチを切っても、イヤホンは首からたらしたままにしています。

そのi-podのスイッチが、ポケットの中で、いつのまにかONになっていたのですねガーン
それで激しめの音楽の時にコロンコロンとイヤホンからもれ聞こえてきていたのでした。


いつも公演前に「携帯の電源をお切り下さい」のアナウンスは

忠実に守って、しっかり携帯は電源オフにしていた私、こんな落とし穴があったとは!!!


う~ん、これから気を付けなくては(^^;)



演劇 さて、「詩人の恋」。甘いタイトルですラブラブ

とはいっても、「詩人の恋」を描いたものではなく、
「詩人の恋」というシューマンの歌曲を教える教授と教えられるピアニストの話。


舞台は、1986年頃のウィーンの大学の声楽教室。
新進気鋭ながらスランプに悩むアメリカ人若手ピアニスト(畠中洋)が、
なぜか、声楽を習うことになる。

いやがるピアニストに、歌うことから音楽の心を教えようとする大学教授(加藤健一)。
登場人物はこの二人だけ。
場面もこの教室だけ。


最初は反抗的だったピアニストが、だんだん教授に惹かれていくというストーリーですが、
とはいえ、ちっとも教訓的ではなく、むしろ、教授が結構ダメダメだったりして、
せりふも、間も、コメディの要素満載。
裏に、オーストリアの歴史も編み込まれていて素晴らしい舞台でした。


全編を通して使われる、シューマンの歌曲が、とってもいい音譜
音楽そのものをメインテーマにした音楽劇で、
登場人物が歌うシーンも多く、それも楽しめたのですが、
最後の暗転のところで使われた、音響としてのテノールの歌が鳥肌ものでした。



クリップ そうそう、「携帯の電源」…、某歌舞伎系の劇場では、
「携帯の電源をお切り下さい。 
電源をどうやって切ったらいいか分からない方は、
近くの係員にお聞き下さい」とアナウンスするそうです。


すると…


たっくさん手が上がるそうです…叫び




『東京原子核クラブ』(俳優座劇場)
9月3日昼公演、見てきました。


NHK朝ドラの「まんてん」などの脚本でも知られるマキノノゾミ作品。
東京国際フォーラムのこけら落とし公演の再演です。


ちょっと物騒なタイトルですが、とても上質な芝居です。


昭和初期から戦後すぐまでの東京・本郷の下宿屋が舞台。
理化学研究所で働く原子物理学者の歩みを
平和から戦争への日本と重ねて描いています。


といっても、そんなに深刻に見る芝居ではなくて、
笑いどころも満載。

最後にはじんわりと泣けました。


下宿屋のレトロな佇まいがなんといっても最高です。
昔はこんな下宿屋さんがたくさんあったのでしょうね~。

トイレやお風呂も共同で、キッチンもないし、

今となっては不自由にも見えるけど、
人々の純情さ・温かさも今よりずっとたっぷりしていたのだろうな~。


そんな古き良き時代を味わえるからか、
客席の平均年齢がかなり高めでした。


小劇場のエネルギッシュな芝居もいいけど、
こういう静かでゆったり楽しめる作品もいいものです♪


こんな賄い付きの下宿屋さん、

今も見つけることはできるのでしょうか…


志の輔らくご8/15


ようやく9月になりましたが、
この夏は暑かった!!!
そしてこのところの梅雨のような長雨。
よく降りましたね。
横浜は、降ればどしゃ降り、もれなく雷つき。
皆様のところでは、被害などありませんでしたか?


そんな暑かった夏まっさかり。
落語デビューして来ましたニコニコ


8月15日国立劇場18時開演、「志の輔らくご」
立川志の輔師匠です。


普通は歌舞伎などをやるあの大ホールで、落語をやるのです。
演者は、当然ひとり。
ぽつ~んと広い舞台にひとりだけ。


ところが舞台が広すぎる、なんて感じさせない、
むしろその空間が心地よいほどの話芸。


いやあ、感動しましたクラッカー
落語って面白い!!!


初めて気が付いたのですが、落語って、「芝居」ですね。
師匠の口から語られたドラマが、頭の中で鮮やかな形をとっていき、
くすりと笑ってみたり、わははと笑ってみたりしているうちに、
最後には、ほろほろと泣いてました合格


特に3番目の演題は、歌舞伎に題材をとった話だったのですが、
実に実にいい話で、やれらちゃいましたね~。
落語、いいですよ!!!


今回生まれて始めて(つまり、だいぶ長い年月を経てはじめて、
ということになりますが・笑)、
「ニッポンジンで良かったぁ~。
この『和』の良さ、ニッポンジンじゃなくちゃね~!」
って、感動の一夜でした(*^_^*)