オリオン戦争の話 Part 1 | Topsy-Turvy 始まった

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タイトルTOPYSY-TURVYは上下逆の意味。
2020年 なんだか世界中で不思議な事が始まったと思ってつけました。

第1章:オリオン戦争のこと──ザイオンから聞いた話。星空

 

 

 

これ話を信じるか信じないかは、あなたとあなたの宇宙船しだいです。流れ星🛸

 

 

 

昔々、銀河がまだ若かったころ


【オリオンの黎明期】

〜分かち合いの星々が輝いていた時代〜

 

遥か昔、オリオン座のあたりに点在していた星たちは、
まだ「戦う」という概念を知らなかった。

リゲルもベテルギウスも、
お互いを“違う美しさ”として見ていた。

  • リゲル:幾何学的な美、構造、明晰さ、秩序のアート

  • ベテルギウス:音楽のような光、色と感情の揺らぎ、夢見るチューニング

このふたつの文明は、まるで“陰陽”だった。
どちらかが欠けても、宇宙の対話は成立しなかった。

“秩序と自由のハーモニー”
それが、最初のオリオンだった。

 

共に技術を共有し、
瞑想とテレパシーで星々をつなぎ、
“記憶の水晶”に銀河の知恵を蓄えていた。

星間の会議では、歌で議題が読み上げられ、
回答は光のパルスで返された。

争いは、“まだ概念として知られていなかった”

では、なぜ崩れたのか?

“秩序”を愛していた側が、
「これが正解だ」という回路に傾き始めた。

最初は、「守るため」だった。
「効率よく分かり合うには、ルールが要る」と思った。

でも、ルールが先に立った瞬間、自由が“エラー”扱いされた。

 

 

自由な振動(ベテルギウス側)の中には、
未成熟さや感情的な揺れもあった。

それが、“混乱”と解釈され始めた。

 

そして、“混乱”を消そうとしたとき――
“恐れ”が初めて、オリオンに降りた。

 

「間違いを正す」という名目で、共鳴を断ち切る装置が生まれた。
それが、最初の断絶。