東京電力は16日夜、柏崎刈羽原発6号機で発電した電力の首都圏方面への本格的な送電を始めた。柏崎刈羽原発からの送電は2012年3月以来、約14年ぶり。まだ設備などの異常がないかを確認する調整段階だが、東電の電力供給網に一部復帰した格好。3月18日の営業運転移行を目指す。
6号機は9日に原子炉を起動した。12日には原子炉内の中性子を測定し、核分裂反応の状況を把握するための装置が動かなくなるトラブルが発生。本格的な送電は予定した16日昼から半日ほど遅れて始まった。
東電は送電開始の様子を報道陣に公開した。16日午後10時、6号機を運転する「中央制御室」で、運転員が合図とともに操作盤にあるボタンを押して発電機を送電系統に接続した。運転員らは、表示パネル上にある発電機の出力を示す数値がゼロから徐々に上昇していくのを確認した。
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フランス・パリのルーヴル美術館から総額8800万ユーロ(約155億円)相当の宝飾品が盗まれた事件で、パリ検察は25日、新たに4人が逮捕された発表した。
逮捕されたのは、38歳と39歳の男性2人、31歳と40歳の女性2人で、いずれもパリ地域在住。
仏メディアによると、4人の中には、宝飾品を盗んだ4人組の実行犯の1人とされる人物が含まれるという。ほかの実行犯とされる3人は、当局がすでに逮捕・起訴している。
今回逮捕した4人について、警察は最大96時間にわたり取り調べを行える。10月19日に盗まれた宝飾品は、いまだ発見されていない。
神戸地検尼崎支部は3日、甲子園球場(兵庫県西宮市)に「爆弾仕掛けた」とユーチューブのコメント欄に投稿したとして威力業務妨害の疑いで逮捕された男性(43)を不起訴処分とした。「情状を総合的に考慮した」としている。
男性は8月9~10日の間に投稿し、全国高校野球選手権大会の関係者の業務を妨げた疑いで同月14日に逮捕された。兵庫県警や関係者が球場を調べたが、不審物は見つからなかった。
名古屋市は、2016年に自殺した市立中学校の男性教諭(当時36歳)の遺族に5600万円の和解金を支払う。17日に開会予定の6月議会に関連議案を提出する。
遺族の代理人弁護士によると、男性は15年4月に赴任した市立中で、担任業務や担当教科の準備に加え、運動部の顧問や教育課程の編さんも受け持った。残業が常態化し、同年8月にうつ病と診断されて休職。半年後に復職したが、16年12月に自宅で自殺した。
地方公務員災害補償基金審査会は23年8月、男性の休職前、直近3カ月の時間外勤務は1カ月平均で106時間58分だったと認定。公務が原因で双極性障害を発症し、復職後も治癒しないまま自殺に至ったと結論付けた。
遺族は24年4月、安全配慮義務を怠ったとして、名古屋市に6893万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴。市は過失がなかったとして争っていたが、裁判所の和解案に従って5600万円を支払うという。
宮崎県は、明治のはじめ、鹿児島県に併合されて地図から姿を消した時代がありました。
“分離独立”を果たして142年となる9日、「分県の父」と呼ばれる政治家、川越進の功績をたたえる献花式が県庁で行われました。
幕末に飫肥藩の下級武士の子として現在の宮崎市清武町に生まれた川越は、明治9年に鹿児島県に併合された宮崎県を再度、独立させようと東京や地元を奔走し、7年後の明治16年に分県を実現しました。
雨のため、敷地内にある銅像の前から講堂に場所を移して開かれた9日の献花式では、河野知事や川越の孫の近藤妙さん(88)らが順番に花を手向けて功績をたたえました。
河野知事は「川越は私財を投じながら分県運動を展開し、今の宮崎の礎を築いた。この運動に学び、われわれも役割を果たしたい」と話し、孫の近藤さんは「祖父は貧乏で、ヨレヨレの浴衣を着て、東京へ陳情に行ったと聞いている。大変な思いをして県ができたことを思い出してほしい」と話していました。
36歳の若さで分県の立役者となった川越。
つてをたどって山縣有朋ら当時の実力者にじかに会ったり、併合された側ながら当時の鹿児島県会の議長に選ばれて分県を求める建議の可決にこぎつけるなど、その行動力に驚かされます。
宮崎の近代史に詳しい県総合博物館の籾木郁朗専門主幹は「広い視野を持ち、自分の思ったことを貫こうと行動できる人だった。川越がいたからこそ、その後の宮崎の発展につながったと言えると思う」と話しています。