M君は嬉しそうです! フェイスブックに今度住むお部屋の写真を載せてみたのです。綺麗なお部屋で、結構広い!  一目惚れしてしまったのです。「ペンギンとまた住める! やったー!」って燥いでおります。生活をするんだぞーM君! 分かってるのかなぁ…  

引っ越しは日曜日! 土曜日契約だったのですが、私の職場の初イベントがあるので、明日は出勤日!  木曜日に契約を終えてきました。一応、敷金・礼金・火災保険等全て支払って、契約書も書いて・・・  Yちゃんと彼女の旦那さんも一緒についてきてくれて…本当に一生足を向けて眠れない人です!  いつかきっと恩返しします! 有難う! 二人がいなかったら、お部屋を借りることが出来ませんでした。二人は最高のファシリテーターでした! 勘違いをされることなく… 本当にスムーズに契約が進みました! 

契約の際、不動産屋さんにとても気風の良いおばさんがいまして…そのおかみさんが私たちを迎えてくれました。一見怖そうに見えたのですが… 優しい人でした。。その横で、気の弱そうなおじさんが… そのおじさんが色々契約の説明をして下さって、今まであんなに詳しい説明を受けたことはありませんでした。 丁寧でした!

そのおばさん、私の名前が気になったのでしょう。 父方の祖父が私の名前を付けてくれたのです。 その祖父は私が小学校6年の時に肺がんで亡くなったのですが…  自分自身はこの名前をローマ字にしたら、フランス語みたいな名前なので、外国人には覚えてもらいやすいメリットがあるので、とても気に入っております。 母のような「〇○子」という名前ではないから…  でも、苗字と名前の漢字が全部ぴったりマッチするようになっているこの名前、漢字で見ると、結構、ええええ、宝塚かどっかの芸名かとよく言われます。が、芸名じゃないです。本名です!  

不動産屋さんのおばさん:「ご両親が色々なことを願ってあなたにこの名前をつけたのねぇ…名前の通りねぇ・・・」

じいちゃんよ有難う。 じいちゃんはどんなことを願って、この名前を付けてくれたのでしょうか。  

実は苗字に「原」って付くのですが、以前の戸籍では中点が無かったのです。父が勝手に中点を付けるように申請しちゃったから… 私の名前の画数は最悪になって…  おいおい・・・ って思ったけど、外国に行ったら、字画なんか気にしなくて良いので…  

父の日かぁ・・・ 
では、私の引っ越しはもうすぐ…  少しずつ家具をそろえていきます。

M君よ、か弱い私を助けてねぇ…  ちょっと態度を変えるぞー。  なんでもできるなんて思われたら、大変。 東京も仕事も慣れてないのに… 


朝目覚めて、メールをチェックすると、入居審査に通ったと管理会社からお知らせがありました。  良かった!!!  

1人で行っても、ダメだったと思います。 不動産屋さんの担当者さん、良い人だったのですが、私にはあまり話しかけず、私の横にいるYちゃんに話しかけました。 契約するのは私なんですけど…  でも、これはしょっちゅうあることでして…  レストランに行っても、注文を取る際、私には訊きません。私の友達に私の注文も訊きます。 若い頃は…どうしてこんなことが起るのだろうかといつも疑問でした。でも今は、仕方ないなあ… って思えます。

だから、最悪の状況を想定して、色々条件を考えて、動くようになりました。 今回の私もとてもラッキー。 お友達が一緒にいてくれるから、担当者が私への対応が分からなくても、お友達が仲立ちをしてくれて、コミュニケーションが取れたわけです。

その担当者とはずっとメールでやり取りしています。 電話が苦手な私にとって、メールはとても便利な道具。  

新しい職場に入って、色々、丁寧な日本語表現を習い始めております。 何とか習得したいものです。 まずは国語辞典を買わなきゃ…  あるんですが、高校の時のもので、古いし… 私には語彙が足りないのでしょうね。 ある人から教えて頂き、自分に原因があり相手に物事をお願いしたりする場合、「ご容赦ください。」というのも初めて聞いた表現でした。 響きもやわらかく、表現も適切だなと思いました。 一度に習得することは不可能だとは思います。でも毎日メールを書くときに気を付けていれば、きっといつかすらすらと美しい日本語が書けるのではないでしょうか。 日々修行ですね!


Yちゃん、Sさん、どうもありがとう!  昨日申し込みの後、ニトリやケインズホーム、ケーズ電機等を車で回ってくれて、 大体どれぐらい用意すれば、家具や家電が揃えられるのかということも把握できるようにしてくれました。 感謝してます!  

良かった!  一人でしないことですね。一人でするとダメなんです。それが良く分かりました。 私のことをちゃんと知って頂くためには、私を知っている人が一緒に来て、最初だけサポートしてくれるだけで…かなり異なります!  

どうも有り難う!!!
引っ越しは来週末以降になりそう! 体調管理だけしっかりしなきゃ…


明日、不動産屋さんに入居申し込みに行きます。 多分審査はスーッと通らないと思います。私の人生いつもこんなのです。スーッと行ったことがありません。 ビザの時もそうだったし、小学校入学のときだって・・・ 

イギリスやオーストラリアでは問題なく入居できましたし、審査には通っていました。今回どうなのかが、気がかりです。

お友だちのYちゃんと彼女の旦那様Sさんのサポートもあって、その土地を選びました。 緊急時に連絡先になってくれると言いました。 忙しいのにいつもサポートしてくれて、どんなに心強いか…  Yちゃんには審査の難しさは話していません。が、障害者が入居するとなると、色々ややこしいことがあることを伝えました。

「保証人は保証会社に頼めば良い!」とバカな話をした人もいました。 障害者の保証をしてくれる会社がどこにあるのでしょうねぇ・・ 常識ですよ!  私は海外旅行の保険も加入できませんでした。(今はできますよ。何十年前はパソコン入力が無かったので、窓口で保険の申請をしていたのです。するといつもダメでした。保険なしで海外で住んでいたのです。)  私はそんな人間です!  それを話した人がずっと私のことを知っている人だったので、がっかりしましたが… 無知なだけでしょう… 「保証人にはなれない」って、そのまま話してくれれば、気持ちも良かったのですが… 笑顔で「ああそうなの?」って言えますが…  ちょっとねぇ・・  審査に通るか分からない人間にこんなことを言えるって、私はかなりショックでしたね。  少しでも条件が有利になるように考えないとダメなんですよ。 障害がある=差別があることを覚悟しなければいけない、そんな社会です。 それでも私は今まで何とかしてきました。

障害を持っているから、保証人が二人いるのだろうなと、思っていたのですが、一人で良いみたいです。良かったぁ… 義弟がなってくれます。有難うD君! ご迷惑はお掛けしません!

今日、東京在住の障害を持った人にコンタクトを取る機会があったので、少し相談しました。 その方も不当に入居を断られたそうです。 何度も… もし何か不当な理由で断られたら、相談してほしいと言われました。経験者からアドバイスを頂くのはとても助かります。有難うございました。

明日も、Yちゃんが一緒に来てくれます!  有難う!  どんなに心強いか・・・ いつか恩返しできるようにするからね!  

妹のHちゃんからは、「他人をあてにしちゃダメ!」って言われます。もちろんあてにしちゃダメです。 でもね、私はずっと助け合って生きてきたの。 いつも誰かが見守ってくれって、私は50・50の関係には持ってはいけないけど、私ができることはなんでもしてきたし… 大好きな友達だから、迷惑はかけられないって思うけど…  外国で一人暮らした時のように、やっぱり友達のサポートが必要です。 不思議だけどね・・・  いつも誰かがいるのね…  神様がくれたギフトなのかどうか分からないけど… 私はラッキーです!

申し込みをしたら、あとは祈るのみ!!  どうか審査が通りますように!

祈っていてくださいね!




ハルでお世話になった、ぞして、ずっとお仕えしてきたK先生がとうとう退職されます。まだお若いのです。62歳。 私には「70まで仕事をするの! あなたがちゃんと就職を見つけたら、日本に招待してちょうだいね。」と仰っていました。 そんな彼女が大学からいなくなります。 心にぽっかり穴が開いてしまったようです。 

彼女を日本にお呼びしたかった! 本当に残念でなりません。

2007年後半から、
筋痛性脳脊髄炎を患ってきたK先生。 私が博士論文を書き上げた時は元気でしたが、M君が書き上げていた頃は、かなり体調が悪くなっていました。 先生が体調が悪くなってから、私がずっと学会の管理運営をしてきました。日本に帰って来ても、ずーっとそのお仕事をさせてもらっていました。でも、今、私には新しい仕事があり、そちらに全力を注ぎたいと思っていることを伝えて、ハルの学会運営を他の人に任せることになりました。 昨日、ハルで先生のお別れ会があったそうです。K先生からメールを頂きました。

「ペンギン、あなたがパーティーにいなかったので、寂しかったわ。 でも私の退職とほぼ同時に東京でポスドクの仕事がもらえて良かったわね。なんでも全力でしなさい。 失敗は成功の素だと思って! ハルでの経験が活かせるチャンスだね。私がいなくなった後でも、他に優秀な研究者がハルにはいるから、その人たちとコラボを組んでね。 あなたはハルの外交官です! だから、ハルとのつながりを保ってね!あなたはあなたらしくやれば良いのよ!」

なんでも全力で! そう、ずっとそうしてきました。私は、特に能力は高くなかったんです。 博士号をとても苦労して取った人間の一人です。 要領が悪いんでしょうね。やることが遅いうえに、いつもへまをして、K先生に怒鳴られていました。 でも、先生が病気になった時、いきなり学会の運営を任されることになって戸惑いました。へまをしながら、全力でしました。メールは丁寧に書き、とにかく丁寧に説明し、対応も丁寧にしました。 それが良かったのでしょうね。大きな国際学会を2度も成功させることが出来、、自分としては満足でした。 もちろんK先生も笑顔で、「良くやってくれた!」って褒めて頂きました。 だからその笑顔で支えられて、ずっと続けてきたのです。

K先生がいなかったら、博士号を取っていなかったでしょう。 途中でダメになった博士課程を、うまく編入学させてくれたのは彼女でした。 オーストラリアの指導教官に捨てられて、私は途方に暮れていました。自己嫌悪に何度も陥り、かなり苦しかったのです。捨てられたというか、指導を受けなかったので、私の興味がだんだん変化してゆき、理論が好きになりました。5年程すっと指導を受けてこなかった私に… 「私を信じてみない?? 悪いようにはしないから…」って言ってくれて、M君とK先生のいるハルへ行ったのは2004年の4月の終わりでした。 M君は私が書いた論文を読んでくれていて、それを彼の課題で引用したそうで・・・ そのM君の論文を読んだのがK先生で・・・ K先生がM君に私の論文を読みたいと言ってくれたのが始まりでした。   私の恩人です! 彼女がいなかったら、今の私はいなかったのです。

博士号を持っている人の中には、天才肌の人も沢山います。 私は本当の凡人! 頭はそんなに良くないと思います。努力だけでここまで来た人間です。(これからも努力しかないでしょうね・・・)   K先生は指導の達人でした。学生一人ひとりの合った指導を考えてくれていました。 私には本当に丁寧でした。 あまり大きな声では言えないのですが、小学生の時のいじめで、いじめっ子の手が私の右耳に当たり、それ以来、右耳の聴力が悪くなって、聞こえにくいのです。それも、彼女は知っていました。「ペンギン、首をかしげてるけど、聞けえないの? どうしたの! 聞こえないんだったら、聞こえる場所に来なさい!」って言ってくれて…  全く聞こえないわけじゃないんです。聴力検査をすると少し引っかかるけど・・・ 静かな場所では聞こえます。 「聞こえにくいのよくそこまで英語を習得できたわね!」って言われました。  はははは・・・   読むほうから先に覚えたのですよ。聞くのはかなり後でした。

K先生は私のことを丁寧に洞察して下さって、できることを伸ばしてくれました。 私も彼女のような人間になりたいと思います。

K先生の担当医って言ったそうです。 「このまま仕事を続けると、寿命が縮みますよ。学問は教員じゃなくなってもできるのでしょう? あなたが育てた弟子たちが活躍しているのですから、あなたの教員人生はずっとこれからも続きますよ!」って。その言葉を聞いたので、退職を決めたそうです。

丁寧に付き合うこと… 大切なことですね。 新しい職場で私を指導して下さるI先生から学ぶことは沢山あります。 へまして叱られたりするかもしれません。凹んだりするかもしれません。でも、それは今までずっと経験してきたことです。 K先生から沢山のことを学んだように、今度はI先生から学んでいきたいと思います。K先生から学んだことを活かしつつ、I先生から沢山のことを吸収させてみらえるように・・・  でもなぁ・・・精いっぱいするけど、要領が悪いから、心配ですが・・・  良い研究ネットワークを日本で作りたいし、国際学会も成功させたいので、私らしく、誠心誠意お仕事をさせてもらおうと思っております。  

K先生、長い間本当にお疲れ様でした。 彼女が博士にした学生数は27年間で57人だそうです。 すごい数ですよね。 私はその57人の一人です!  彼女の顔に泥を塗るようなことはできませんから… 東京でもしっかり生きてゆきたいと思います。

寂しいけど… 私の中でK先生は生き続けるから!!   

お部屋は決めました。週末に手続きをしてきます。 M君と二人良い環境で住めるところを選びました。 M君は私と違って、天才肌です。 あの人は・・すごい! 考えていることがオリジナルだし・・・ 情報量が半端じゃない。私の歩く百科事典です!  私には持っていない面があります。 冷静です。私は感情で生きているところがあります。 でもそれが私なのですから…   早く来ないかなぁ…   ビザの申請もあるので、そっちの方の書類も集めています。 人生の中で最も忙しい月になってます。 嫌だなぁ…来週40歳になっちゃうし・・・  体調だけは壊さないように、自己管理したいと思います。  

仕事は山のように・・・ そして、来週はスウェーデンの姐御Mさんが東京に戻って来るし… 新しい職場でのオープニングシンポジウムもあります。 まだ職場にはなれませんが… 良い先輩Tさんに恵まれました。彼女にはなんでも素で話せます、。 こんなこと言っても、眠れないことは無いので、大丈夫です!! 

追伸、3日前、このブログの閲覧数が1日に550名を超えました。 おかしいなと思って、チェックをしてみたら、 ヘーゲルについて書いた記事を読んでいた人が多かったのです。 もし大学のレポートとかでお使いの場合、注意してくださいね。あくまで私の解釈であって、この解釈が合っているとは限りません。図書館で
ヘーゲルの専門書等をお読みください。 知人だけにしか教えていないので、多くても1日100名前後です。(おまけに愚痴を書いているわけですよ。その中でヘーゲルを使ったりしているので、このブログはおふざけブログです! ご注意を!)
Mさんとの日々、1か月間矢の如しです。 彼女は今日から京都の学会へ行き、そのあと北海道へ行きます。東京へ戻ってくるのは14日。 再会するまでにやることが山住ですが・・・  ちょっとだけブログを更新したいなと思って… 友達から安否確認の問い合わせメールが殺到中です。

私は元気です。が、ここ最近、お料理をしてなくって(実家にいてもしなかったくせに・・・) ちょっと野菜に飢えているという感じですねぇ… とほほ・・・  Mさんと居酒屋訪問ばかり。 彼女は日本料理が好きみたいで… 私はたまにパスタが食べたくなるのですが・・・ 「どうして日本に来てイタリアンを食べなきゃダメなのよー。スウェーデンから飛行機で2時間、本場のイタリア料理が食べれるわ。」って言って、ずっとずっと居酒屋訪問!飲んで色々語るわけです。学問のことや、プライベートなことまで…色々…  面白いのですが… 私としては…「えええ、また飲むの?」と思うほど… お酒を水のように飲む人は今まで見たことなかったけど、彼女はまさしくザルですね。 飲んでも飲んでも…足りないっていう感じ。つぶれたことあるのでしょうか? 無いように思うけどなぁ…彼女はスウェーデンでも飲んでました。 私はとてもじゃないけど付いていけないっていう感じです。 というわけで、今日から2週間休肝日とします。 

ここでは面白かった出来事を取り上げて紹介しますね。

まず、FBで私を見つけてくれた古ーい友達Mちゃん(またMです!)が池袋界隈を案内してくれたのですが… 会ってすぐに スウェーデン人のMさんが・・・

M さん: 「ペンギン、今朝から耳が塞いでる感じがするの… 耳の薬って売ってるのかなぁ…薬局に連れて行ってね。」

ペンギン: 「へぇ…どのようにふさいでるか説明できる? 水が入っている感じなのかなぁ?じゃあ、鼻と口をふさいで、耳から空気を出せば治るんじゃない?」

Mさん: (ちょっと私に文句ありげな様子。) 「あのねぇ・・・ 水なんて入らないよ。 Ear wax(耳脂-耳くそのことなんですが、あとで説明します。)が詰まってるの。」

ペンギン: 「綿棒でやったら、取れるんじゃない?」

Mさん: (えええ、おかしいんじゃない?という顔をして・・・)「ペンギン、綿棒なんかを使うと脂分を押しこんじゃうよー 常識じゃないの。耳の洗浄液が欲しいのよ。 売ってるでしょー。 どこの薬局でも・・・ねぇ・・・ 連れて行って。耳が聞こえ難くって、歩きにくいのよー」

ペンギン: 「洗浄液って、聞いたことないな… 耳の穴に入れるの? へぇ・・・・???」

Mさん: 「聞いたことないですって?日本にないものは無いはずでしょう。 スウェーデン大使館に電話しようかしら… でも、ペンギンは日本にずっといなかったし、そんな洗浄液があったのを知らなかったのかもしれない。お友だちに聞いてよ!」

ということで、 Mちゃんと私たちのマツキヨめぐりが始まりました。池袋の薬局を6店ほどまわりましたが・・・ 見つかりません。  Mちゃんも困り果てて…

そこで、私はあることに気が付きました。ダーリンM君の耳の中は脂だらけ・・・耳を掃除しちゃいけないって言われているそうで…  うーん。うーん。多くの日本人は乾燥した耳くそを持っていますが、西洋人はべったりした感じの脂です。 詳しくはウィキペディアで検索してみてください。「耳垢」の項目に
乾性耳垢(乾燥した耳垢、「こな耳」)と湿性耳垢(湿った耳垢、「べた耳」)があることの説明が書かれています! 

ペンギン:「たぶん、日本には売ってないよ。西洋人の耳はべた耳だから・・・ 日本人の耳垢はねドライで粉っぽいの!液なんか入れたら、詰まっちゃうよ。」

Mさんは少し不満そうでしたが、仕方ありません。 しばらく歩いてお買い物をすることに…  Mさん、身長は高くないのですが、少しぽっちゃり体形でして… 「デザインの良い服なんだけど、サイズが無い!」 って嘆いていました。 確かに…サイズが細めです。 それも彼女の女心を傷つけてしまったのです。 彼女のパートナーのMさん(男性、本当にMばっかりでごめんなさい) が「東京で服が買えるよ!」って言っていたそうで、あまり洋服を持ってきていなかったんだとか…  オバサンのお店に連れて行くと、叱られました。 「こんなデザインは嫌だよー!」って。 でもね、ストックホルムでは逆でした。私の身体は小さすぎて、子ども用の服を買ってましたから…  国によって違うんですよ。売っている商品が・・・ 

そして耳が詰まったまま、気持ちも折れたMさんは、ペットショップの前で犬を見ていました。 子犬です。 彼女が飼っている犬は大きなドイツのシェパードです。 性格はおとなしいのですが、大きくて・・・最初見たらびっくりするというようなメスの犬を飼っています。だから、犬の前で止まって、じーっと周りを見回しました。 日本のペットショップってすごいですよね。ケーキとかも売ってるし、洋服も売っているわけで… ふっと中へと入っていきました。5分ほどした後に、 

Mさん: 「ペンギン、あったよ! 見つけた!! 私は犬になる!」

なんのこっちゃ、良く分からないけど…手に持っているボトルを見ると、「犬用、耳の洗浄液」と書いてあったのです!  

ペンギン: 「まさかぁ・・・これを使うわけじゃないでしょうね? えええ!」

Mさん: 「犬に害がないのなら、大丈夫だよー。」

ペンギン:「本気なの? 正気?」

Mさん: 「100% 本気よ!」

と言って、家に帰って、それを使ったそうです。フェイスブックでメッセージが入り! 「やった、治った!」って!  

おもしろいですよね。 身体と社会は相互関係にあるんですよね。 日本人の考えでは、耳に水を入れて洗うなんて考えられないけど…  

逆に、ダーリンM君が、耳かきを見て、不思議そうに・・・「なぜそんなあほなことをしてるんだ? 鼓膜が破れるじゃないか?」って言ったのを思い出しました。もちろん耳かきなんてイギリスでは売ってませんよ。

医療用品も文化なんですよね。 そこには客観性は存在してません。 言い合いになった後、大笑いになりました。 

まあ色々こんなことがあるのです。

以前少し書きましたが、東京で住めることになったって!  女神さまMさんが不思議な引力を与えてくれたように思いますが… Mさんは「全てあなたが今までやってきたことや努力の積み重ねでこうなったのよ! 自信をもてばいいのよ!今度はイギリスからじゃなくって、日本から来ましたペンギンです!って言えるじゃない。これって良いことだと思うのよ。どんどんお友達も一緒に海外に出られたらいいね。」って言ってくれて…  私が一番やりたかった仕事を頂けて、想像してなかった場所で研究ができるので、本当に嬉しいし、ここはゴールじゃないんですけど、スタート地点に立てたし、ここを拠点に色々な場所に行きたいなっと思ってます。 私にいったい何ができるのか・・・ どれだけお役に立てるのか、分かりませんが… 今までボランティア同然でハルのK先生にお仕えしてきて、色々な活動をさせてもらってきたことを評価して頂いたと聞いて、どれほど嬉しかったか・・・ 諦めなくって良かったなって思いました。 何度も諦めようとしましたよ。本当に。イギリスを飛び出してしまった後悔もあったし、何もつかめなければ、きっと一生、義母や義父に顔向けできないと思っていました。「何かを掴んでみせます!そして、Mと一緒に住めるようにします。」って言ってイギリスを飛び出したのですから… どれだけ涙を流したのかお分かりでしょうか…?  挫折しまくった心は、「今年何もなければ、諦めて、英語翻訳のビジネスに切り替えよう」と私に語り始めました。なるべく訊かないようにはしてたけど…実際はもうあきらめる寸前のところまで来ていました。それが・・・東京のK先生や大学の支援スタッフのおかげで、4月から少しずつ状況が変わり始めて… 東京に週に一度来ていたことで、今回の募集の情報も得ることができました。 去年1年間種まきをしていたものが 少しずつ芽になったと思います。 どんな色の花になるのか、どんな実を残せるのか分かりませんが、自分なりに精いっぱい頑張ろうと思っています。

報告すると、ハルのK先生もとても喜んでくれましたし、イギリスの友達も「良かったね!」って言ってくれました。 何よりうれしかったのが、M君からの言葉・・・ 「イギリスを飛び出した君を信じて待っていたけど、やっと一緒に再スタートできるね。去年、君にイエローカードを出されてから、僕なりに料理を少々覚えたし、色々できるようにはなったんだ。君が働いている日は僕が家事をするよ!」って・・・  本当にできるかどうかは別にして、その言葉は嬉しかったです。 女神さまの耳が犬の耳になったように、M君も環境が変われば、できることも増えるのではないかなぁ…  最初からきっちりとお仕事をしてもらおうとは思っていません。日本語の講習も市町村ごとであると思うので、日常生活において困らない程度に日本語が分かるようにはしてほしいなと思っています。彼にはできることを沢山見つけて、彼らしく生きてくれれば… 「日本に来て良かった」と思ってくれれば、良いのです!まあ、でも、働けると思いますよ。 彼の英語はレベルが高いですからね。 色々なところでニーズがあるのではないかなぁ…  どうなるのかは彼次第!精いっぱい応援はしますよ! 良くなってほしいですからね。一人だけハッピーでも周りの人が落ち込んでいたら、ハッピーではありませんから!

私の30代も終わろうとしてます。40代の幕開けです! やっとスタート地点に立てた気分がします。 漂流日記はまだまだ続きますが… もっといろんな国に行きたい!って思います。 おほほ!!!  

明日結婚記念日です! 5回目の結婚記念日。 今までで一番うれしい記念日になりそうです。

神様が存在しているかどうか分からないけど、今まで流してきた涙の数だけ強くなれたのかもしれません。 これからもみんなと助け合って頑張りたいと思います。私を選んでくださった先生方に、「ペンギンを選んで間違えではなかった!」って言ってもらえれば幸いだけど、なかなかそこまで行けないと思います。私はマイペースですから・・・ でも、転んでも前へ行きますから…絶対に!!

東京のK先生、そして、I先生、Yちゃん、Sさん、Iさんに感謝してます。 そして、ママ、妹のHちゃん、ありがとう。今まで何も言わずに見守ってくれて!  家族には感謝してます!  

今東京やその近郊でお部屋をさがし中!  候補は上がってます。 もうちょっと見てみようと思います。