Pixペンシルの芯は?
珍しく月2回も投稿してしまいます。
「Pixペンシルの芯(1.18mm)は今でも入手可能でしょうか?」「どこで入手できますか?」との問合せをよく受ける。Pixペンシルは欲しいが、芯の入手が難しいのではないかと思っている人がいるようだ。
Pixペンシルの芯という訳ではないが、1.18mmの芯は以外と簡単に入手可能だ。
丸善や伊東屋など大型文房具店やデパートの文房具売り場では、ヤード・オー・レッドの1.18mmが入手できる。ただし、芯の種類はHBだけだ。
探すと骨董市や骨董屋でも、古いアルミケース筒などに入った1.18mmの芯を見つけることができる。
もともとペンシルに入っている芯も含め、なぜか古い芯には硬く薄い書き味の芯が多い。
私は、1.18mmのPixペンシルにはユーロボックスの4Bと2B芯を使い分けている。価格は高めだが滑らかさはヤード・オー・レッドHBの比ではない。1.18mmの太さには、やはり柔らかくて濃い芯がよく似合う。
気になるのは、固体差もあるがオリジナルのPixペンシルに現行の1.18mmを装填すると少し芯が細いような感じがする。Pixペンシル側の口金を調整すれば済むのだろうが....
次回は、Pixペンシルの使い方について書いてみる。
これも Pixペンシル!?
相変わらずの不精者で申し訳ございません。2ヶ月ぶりの投稿です。
仕事が忙しくてなどと言い訳はイタシマセン.....
万年筆を多く扱っていますが、一番好きな筆記具はシャープペンシルです。
なぜか? 物心がついて、えんぴつの次に持った筆記具ががシャープペンシルだったからだと思います。
細くエンジ色でキャップを外して芯を入れるところが細いストローのようなシャープペンシルでした。
芯の太さは0.9mmで、価格は確か100円くらいだったような気がします。
そのせいか、今でも0.9mmのシャープペンシルに親しみを感じます。
丈夫なポリマー芯の普及により、0.5mm芯が市場を席巻し、市場から0.9mmシャープペンシルが全く消えてしまった時期がありましたが、最近また0.9mmシャープペンシルが出回り始めたので嬉しい限りです。
その0.9mmシャープペンシルの中でも今一番気に入っているのが、図太い軸のデルタ ドルチェビータ(ミディアム)とモンブラン マイスターシュテュック167です。どちらも繰出し式で軸の太さが万年筆146と同じくらいの太さだからシャープペンシルとしては本当に太く、慣れないと違和感を感じます。
ワープロやパソコンなどが普及していない若い頃、細い軸のクロスセンチュリー0.9mmを使って、腱鞘炎と戦いながら設計書や仕様書を手書きしていた頃、この位太い軸のシャープペンシルがあったら、本当に楽だったろうなと思う。
現在、この2本のシャープペンシルにフルハルターのスペシャル5B芯を入れて使っています。
もうノロリヌラリの感覚で、言葉では言い表せない書き味を楽しむことができます。
ペンを思い切り寝かせて、力を入れなくてもノロリヌラリと紙に黒鉛が塗られるように字が書けてしまうのです。
前置きが長くなってしまいましたが、ここはPIXペンシルのブログなので本題に戻すと,、このモンブラン167に最近プラチナライン(金属部分がプラチナ P167)が追加されました。そのシャープペンシル軸のリングをよく見ると、なんとPixの刻印があるではありませんか、これもPixペンシルか?プラチナラインではない167(金属部分がゴールド)にはPixの刻印はありません。
ん!? プラチナラインだけがPixペンシル(因みにP161というプラチナラインのボールペンにもPixの刻印あり)の仲間入り?
そろそろPixペンシルの勝手な定義を変えなければ....と思う今日この頃
それにしても、モンブランP167 ¥39,900-(167は、¥36,750-)
デルタ ドルチェビータ(ミディアム)シャープペンシル ¥36,000-
この価格、なんとかならないものか?
Pixペンシルは修理不能!?
長らくご無沙汰してしまいました。
ご無沙汰すると半永久的にご無沙汰してしまうという悪い性格が出てしまいました。
このご無沙汰していた間にPixファンにとって、少しショックな出来事がありましたのでご紹介します。
約1年ほど前にとても程度の良いPixを4本入手しました。そのうちの1本72/2というペンシルをいじっていた際、芯繰り出しの調子が悪かったので、口金を外して調べたところ、内部で芯を支えている2本の棒のうち、一本がグラグラして不安定な状態でした。
そのときは気にも留めていなかったのですが、何ヶ月後かに思い出して、銀座のモンブランブティックに持ち込んで修理を依頼しました。
白衣を着た若いマイスター曰く、
「内部の芯を支える棒の一本が折れていて、日本では修理不能」とのこと、「ドイツへ送ることになるが、修理代金は¥19,500-になってしまう。個人的には、この時代に逆行したような価格で本当に申し訳ないと思います」と本当に申し訳なさそうに言われた。続けて、「ユーロボックスで一度見ていただいてはどうか」と親切な提案を頂いた。修理代は、ある程度の出費は覚悟していたので驚かなかった。
しかし、ブランド路線で直販を推し進める直営店のマイスターからユーロボックスの名前が出たのにはビックリ! プライド無いの?
そうか、とその足で銀座7丁目から一丁目まで歩いて休みの多いユーロボックスへ、幸い店は開店していて、問題のPix72/2を藤井氏にみてもらったところ、やはり部品もなければ、「ここが折れてちゃ修理不能」との回答。
再度、7丁目のモンブランブティックヘ舞戻り、このPixは自分が使い倒すと決め、高額修理代を覚悟の上で
ドイツ送りを依頼した。
修理依頼してから4ヵ月後、ブティックから連絡あり、「ご依頼の商品がドイツから戻ってきました。
ただし、大変申し訳ございませんが、修理不能とのことです。ご都合の良い時に受け取りに来てください。」
ナニー!?本国でも直らない!?部品が無い!?
Pixペンシルは壊れたらおしまいってlことダ!?
以前、ユーロボックス、書斎館、丸善、伊東屋、パイロットナミキで修理不能と言われたインク吸入機構が壊れた1940年代のモンブラン332という万年筆をドイツに送ったとき、修理可能、見積もり額¥26,000-との回答をいただき、修理を丁重にお断りしたケースがあった。
あのとき、金さえ出せば何でも直るんだとえらく関心したが今回はだめだった。
Pixペンシルを直せる方をご存知の方はお知らせください。(多分直せる、直せるかもしれないと思ってる方は100%不可能だと思う。)
堅牢なPixペンシルだからこそ、壊れてしまうと元には戻らないのかもしれない。
注)本文と画像のPixは無関係
Pixの口金
上の画像は、1930年代のPixで91という型番のもの。
材質はエボナイトで、全体的に丸みを帯びたボディと
味のあるクリップ形状がオールドモンブランの特徴である。
Pixの中でも人気の一品。
Pixペンシルの口金には、渦巻き状に2本のスリットが入っている。
これは、芯の精度を出せなかった時代にペンシル側でその誤差を補正するためのものである。
画像の91は本来1.5mmの芯であるが、今の時代1.5mmの芯を入手することは困難である。
そこで口金を調整して、現在でも市販されているファーバーカステル エモーション用の
1.4mmの芯を装填できるようにした。ただ濃さがHBしか無いのが難点である。
エボナイト独特の風合いを微妙に変えながら、
これから100年以上は活躍するであろうペンシルである。
Pixペンシルって何?
Pixペンシルというのは、モンブラン社の古いペンシルのことである。
私が勝手に思い込んでいるPixペンシルの定義は、1920年代~1970年代末までに製造され、芯の太さが0.92mm~1.5mmでノック式のシャープペンシルのことをPixペンシルと呼ぶと認識している。
名称は、Pix72やPix372など、年代やグレードによって2桁か3桁の数字が使われている。
しかし、その時代のモンブラン社のボールペンにもPixの名前がついているものがあるから、正式な定義は定かではない。
その特長は、極太の芯とノックした時の感触にある。
普通のシャーペンシルをノックした時の感覚はカチカチだが、Pixペンシルをノックしたときの感触は、バコンバコン、ガッチャンガッチャンだ。
他のペンシルでは絶対に味わうことのできない独特の感触と音を楽しむことができる。
画像は、初めて買ったPixペンシルでヤフーオークションの早世期に格安で落札したもの、1930年代のスターリングシルバーで正式名称は不明である。
このペンシルから私のPixペンシル歴がスタートした。http://www.pengin.jp/
Montblanc pix pencile
気が付いたら20本以上もPixペンシルが集まっていた。
1930年から1950年代に製造されたペンシルが
いろいろな過程を経て、
今ここに集まっていることが不思議に思える。
これから徐々にPixペンシルの魅力をご紹介していきますので
存分にご堪能ください。http://www.pengin.jp/





