こんにちは

 

先日、親友と久しぶりに会ってきました

今はSNSで連絡を取り合っていますが

出会いは小学校高学年

 

クリスマスパーティー

それもJAZZ

 

父親のJAZZ仲間のイベントに参加した時でした

 

それから35年以上の月日が流れました

 

出会って20年間は文通、月1通くらい

学校での出来事

片思いの彼のこと

趣味の話など書き続け

この15年はメールです

 

彼女はスペインに住んでいて

私は20年前

スペイン一人旅をしました

彼女を頼ってです

今思うと

よく一人でいったなあと思います

 

彼女と毎日のように歩いたランブラス通り

テロで車が突っ込み

素敵な街並みは一転してしまったと彼女が教えてくれました

お花屋さんが並びストリートパフォーマンスでにぎわう

懐かしく思い出されます

 

その彼女は

乳がんの闘病中

 

小林麻央さんの話もあり

私は彼女のことを気にしていましたが

「真央ちゃんはホントのホントの悪性でしょ、がんの顔つきって全部違うんだよね。私の中のがんはやさしいこなんだよ。悪さしないし。一緒にこの体で共存しているから。」

というが

骨盤転移

脳転移

皮膚転移

している

 

それも皮膚転移しているのは

がんを切り取ったその場所に

花開いている

蜜も流れている

 

彼女はそれを隠さない

もともとダイナマイトバディー(古い?)だったから

今でもお胸を強調する服が好きで

胸元が開いているのですが

「どうしたの、それ」とみんなに声をかけられても

「うん、これがん。上にも出てきちゃったんだよね~。」と平然と話す

痛い?と聞くと

「痛い時もあればかゆい時もある。」

 

彼女らしいというか・・・

 

放射線も化学療法も並行している

発症して10年

指先もしびれて

脱毛もして

血管に点滴が入らなくなってるから

ポートを作っている

声もかすれて

咳もしている

 

「フェアリーちゃん。ここまで続いている友達はいない。死ぬまでよろしく。」

 

彼女のFacebookへのコメントにどう書いていいかわからなくて

悩んだ

 

なぜか

「死ぬまで」に過剰反応してしまった

 

「もちろん」と書くのが精いっぱいだった

医療者の自分はいない

親友として永遠に