「自分を信じてついて来てくれた大事な人たち、それが従業員」。

 

「どんなに大変だとしても、従業員だけは何とかしたい」。

 

今回のお話の主人公は東京で飲食店を経営する37歳の中嶋直也さん。

 

 

 

 

中嶋さんは「新型コロナウィルスによって人生が激変している」と言います。

 

今から始まるお話はノンフィクションです。

 

1人の飲食店経営者が必死に生きようとするお話です。

 

 

 

ただ、このお話には通常のノンフィクションと1つだけ異なる点があります。

 

このお話の結末は、皆様のアクションによって変化するのです。

 

皆様のアクションがこのお話の結末を作ります。

 

どうぞ、最後までお読み下さいませ。

 

 

 

中嶋さんは高知県出身。

 

高校を出て上京、一般企業に就職しました。

 

27歳の時に一念発起。

 

バーを開業しました。

 

 

 

Nさんは接客が好きでした。

 

食べ歩きも好きで、飲むのはもっと好きでした。

 

「独立して成功し、一旗上げたい」。そんな気持ちもありました。

 

それらが重なり、バーを始めることになったのです。

 

 

 

バーを始めると、これまで出会えなかった様々な人との出会いがありました。

 

「経営は大変だったけれども、とても楽しかった」。

 

「バーのおかげで飲食業が好きになった」とNさんは言います。

 

 

 

そして、8年前。

 

中嶋さんは30歳を目前に、バーからレストランに業態を変えます。

 

客席10席の小さなバーから、客席23席のレストランに規模を拡大したのです。

 

「もっと挑戦したい」。

 

中嶋さんは当時を振り返ります。

 

 

 

 

しかし、飲食店の経営は簡単ではありませんでした。

 

最初は従業員を雇い過ぎてしまったり。

 

右腕だと思っていた従業員とお金の話で喧嘩別れになったり。

 

「店を閉めようと思ったことは何度もあります」。

 

誰にも相談できなくて最悪のことも考えたこともあります。

 

 

 

それでも、仲のいいお客さんに助けられました。

 

お客さんとの楽しい時間が中嶋さんを支えました。

 

「まだ頑張れる」。

 

中嶋さんはどん底で踏ん張り、精一杯働きました。

 

そして、経営は安定してくるようになりました。

 

 

 

そんな矢先に新型コロナウィルスが発生しました。

 

 

 

現在、中嶋さんのお店は2020年4月12日まで営業自粛中です。

 

状況によっては自粛延長も覚悟しています。

 



中嶋さんの店は今年1月の時点で従業員にマスクを付けさせ、アルコール除菌もし、営業をしていました。

当初はマスクをしての接客業に違和感を感じるなどの声も聞こえてました。

そんな中でも、従業員はマスクで聞こえづらい分、声を大きく聞き取りやすいように心がけたり、接客をもっともっと丁寧にしようと全員一丸になって努力してくれました。

そういった努力もあり、2月前半までは何とか乗り切りましたが、2月後半から自粛のムードが出始め、毎年なら予約で埋まる3月の予約が全く入ってこなくなりました。


3月1日には、従業員全員に『予想だけど、このままだと、もしかしたら4月に給料を払えなくなるかも』と伝えました。

 

その言葉に、従業員は士気が下がるどころか、より奮起し、毎日毎日努力してくれました。

 

 

 

しかし、「給料を支払えないかも」という不安は、日を追う毎に現実化していきました。

まず、平日のお客様が遠のき、週末頼みの経営が始まりました。

 

週末ですら、週を追うごとにお客様の足が遠のいていきました。

 

 

 

そして、決定打となったのは、都からの週末外出の自粛の要請でした。

 

 

 

4月の1ヶ月売上見込みは通常時の90%減となりました。

 

 

 


「従業員にお給料払えるかな?」。中嶋さんは不安になりました。

 

お店が悪くなればなるほど、自分のお金をつぎ込まなければなりません。

 

中嶋さんは自宅の家賃も交渉しています。

 

「食事も本当は知り合いの店にいって食べて経済を回したい」。

 

そんな気持ちとは裏腹に、飲食店経営者ながらも、実際は細々と自宅で食事をするしかないのです。

 

 


現状は、店舗家賃や従業員の給料などの固定費だけでも150万円がかかります。

 

「簡単に言えば、月初から150万円マイナスからスタート。現状でこれは非常に厳しい数字」。

 

 

 

中嶋さんはそう言います。

 

 

 

「私の知る限り、どの経営者の方々も寝てる時以外ずっと、毎秒、毎分、毎時、毎日ぐるぐるぐるぐると、どうするか考えています」。

 

「それどころか夢の中でも出てきます」。

 

「今までで、一番どん底の心理です」。

 

「お金を借りられても焼け石に水かも知れません」。

 

「不安でしかない」。

 

これが、中嶋さんの正直な気持ちです。

 

 

 

そして、中嶋さんは次のように主張します。

 

 


「コロナで死ぬ命も、インフルエンザで死ぬ命も、経済で死ぬ命も等価です」と。

 

 


中嶋さんは一度休業すると決めましたが、「それは正解ではなく、もしこれで従業員を路頭に迷わすことになれば、将来この判断を後悔するかもしれません」と言います。

 

そうならないように、中嶋さんは休業してる間もずっと何か出来ないか考えています。

自宅の家賃はもちろん、お店の固定費を下げるために店舗家賃や広告などの業者様とも話し合いを進めています。

 

 

 

しかし、中嶋さんは「家主さんや業者さんも下げる義務はありません。そしてあちら側にも様々な事情があります。守るべきものもあるでしょう」。

 

「わたくしと立場は一緒です…」と吐露します。

 

 

 

そうした事情から、交渉の結果がどうなるかはわかりません。

 

 

 

しかし、中嶋さんにはどうしても今回の苦難を乗り越えたい理由があります。

 

それは自分を慕ってくれる従業員を何とかしたいからです。

 

 

 

飲食店を始めて、従業員に裏切られたこともありました。

 

従業員が信じられない時期もありました。

 

今、働いている従業員たちのほとんどは、元は10年以上の友だちばかりです。

 

仕事の悩みも知っていて、楽しい時間も共有してくれた仲間です。

 

みんな、中嶋さんのこれまでの事情も分かって、3年ほど前から一緒に働いてくれています。

 

「自分をさしおいてでも、彼らに最低限度の生活させてあげたい」。

 

お店を辞めた方がいい、その方が楽なことはわかっています。

 

でも、今の時期に従業員の再就職先はありません。

 

「店を辞めるなんてできない」。

 

「一日一日、ひと月ひと月を乗り越えていくしかない」。

 

 

 

それが、中嶋さんの今の気持ちです。

 



最後に中嶋さんは「今は本当に世の中全てが、物質的にも精神的にも悪い方向に向かっていると思います。自分だけがつらい…なんて一つも思っていません」。

 

「たった一つの小さな小さな飲食店の店主を見てもこういう状況なんです」と言います。

 

 

 

中嶋さんは人生最大の困難の時を迎えています。

 

ここから先のお話は、このブログをお読みの皆様と作り上げる形となります。

 

中嶋さんへの支援を下記させて頂きます。

 

皆様にこの物語の一員となって頂ければ幸いです。

 

 

 

~~~~~~~~~中嶋さんが皆様にできること~~~~~~~~~

 

中嶋さんは自分のことは後回しにされ、従業員の給与や店の運転資金を何とか融資を受けられるように奔走していますが、自宅家賃も棚上げしている状態です。

 

今回、中嶋さんの生活基盤を整えることで、お店の立て直しに専念できる状態を作りたいと思います。

 

①基本支援金

 

マスク付き支援金を1口3千円で募集しています。

1口支援する毎に、洗って再利用できる「水着素材マスク(500円相当)」を3枚差し上げます。

なお、マスクを製造する縫子は、「新型コロナウィルスの影響で収入が激減した人たち」です。

縫子は製造料としてマスク1枚につき500円から原材料費を引いた金額を手にします。

主人公に届くお金は1口につき1500円です。

※マスク無しで主人公に1口3000円全額を支援したい場合はその旨ご連絡下さい。

※今回のプロジェクトで運営側が受け取るお金は一切ございません。

※最大67口まで承ります。

現在集まっている基本支援金口数(0/67)

【支援方法】

pen.project2020@gmail.comまで【支援No.5マスク付】と件名に記入の上、

本文に以下をご記入頂き、メール送信願います。

・支援口数

・お名前

・住所(郵便番号含む)

・携帯番号

※メール受信後に詳細をこちらから連絡差し上げます。

 

 

②その他支援

 

家飲みの需要が高まっている社会背景を考慮し、備蓄食品を洋風に美味しく食べる備蓄洋食レシピ3品を配信させて頂きます。お酒に合うように考えられた中嶋さんのお店ビスロックオリジナルのレシピです。ご自宅で備蓄洋食をお楽しみ頂ければ幸いです。

 

 

配信料は市場価値ではなく、支援価格として1000円に設定いたしました。ご理解頂ければ幸いです。

 

支援して下さる方はhttps://bisrock.stores.jp/でレシピの購入が可能となっております。

 

上記以外の方法でも支援を検討されていらっしゃる方はpen.project2020@gmail.comまで【支援実行№2】と件名に書いて、連絡先を記入の上ご連絡願います。

 

 

 

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ペン。プロジェクト~新型コロナウィルスに負けない100の物語~
 私は、ペン。プロジェクト代表兼編集長の吉村大作と申します。地域振興や寄附文化を推進するNPO法人みらくるの理事長を務めながら、大阪市鶴見区という場所で、地域新聞の編集長としてペンを握っています。ペンは剣よりも強しと言いますが、ペンには人を動かす力があると私は実感しています。

 当プロジェクトは、新型コロナウィルスによって、崖っぷちに立った人々を主人公として取材するものです。どんな人でも人の心を動かす物語を持っているものです。その物語を広く皆様に読んで頂き、そこから主人公に対する支援の輪を呼び起こすことが、私のできることだと信じております。

 一番伝えたいこと。それは、物語の最後を完結させられるのは皆様のご支援だということです。もし、皆様が「自分も役に立てるかもしれない」、そう思われたなら是非とも当プロジェクトのメールアドレス(pen.project2020@gmail.com)まで、【支援(物語№を記入下さい)】と件名に書いてご連絡願います。

 そして、新型コロナウィルスが原因となる倒産、リストラ、閉業などにより、生活が困窮されている方は当プロジェクトのメールアドレス(pen.project2020@gmail.com)まで、【取材依頼】と件名に書き、本文に「困窮する前と現状」を記入の上ご連絡願います。「新型コロナウィルスの影響で、限界まで頑張ったけどどうしようもない。でも、僅かながらも明るい未来がこの先何処かにあるならば、そこに向かって生きていきたい」。そんな想いを持つ人たちを取材させて頂きます。私たちができることは取材依頼者に取材し、依頼者の状況と気持ちを一般の皆様に認知してもらうことしかありませんが、支援に繋がることを信じて全力でペンを握らせて頂きます。基本支援金は1案件につき個人又は事業者共に最大10万円を支給します。それに加え、事業者であれば自身の提供できるサービスをこのブログで紹介させて頂きます。

 また、物語を取材するライター、弁護士、司法書士、税理士、社会保険労務士などの士業の方、ソーシャルワーカーなどの専門家も随時協力者を募集しております。協力して下さる方は当プロジェクトのメールアドレス(pen.project2020@gmail.com)まで、【専門家協力】と件名に書いてご連絡願います。


【ペン。プロジェクト代表兼編集長、吉村大作の紹介】

 2011年に起きた東日本大震災を国難と捉え、被災地の人々の願い事を100個叶えるプロジェクトを同年に実施。日本初のクラウドファウンディングサイトが立ち上がる前にブログを中心に資金提供を呼びかけ、700万円を集めた。その資金で100個の願い事を全て叶える。今回の新型コロナウィルスに対しても国難と捉え、1人でも多くの人々を支える活動を決意した。


【ペン。プロジェクト支援を検討しておられる方へ】

ペン。プロジェクトを運営するNPO法人みらくるへの寄付先です。

関西みらい銀行 鶴見支店 普通 0143863 トクヒ)ミラクル