足掛け 10年に渡る大リノベーション!
いよいよ完成、一般公開開始。
このアブダビ首長国にとっての大ニュース、
まずは、プロモーション動画からご覧下さい
以下、写真はTHE NATIONAL から です
Qasr Al Hosn
<むかしのカスル アル ホスン / the Ronald Codrai collection>
<現在のカスル アル ホスン/ Department of Culture and Tourism Abu Dhabi>
<アブダビ建国のシンボル、カスル アル ホスン>
アブダビ首長国の最古の建物であり、国の歴史、国政の歴史の生き証人的たてものである、このカスル アル ホスンが、
改築されてうつくしくよみがえり、今月7日(本日です)に一般への公開がはじまりました。
現代のモダンな都市になる前、アブダビは漁業と真珠漁の町でした。
18世紀後半に建てられたこちらは、一番最初(1760年頃)塔だけの見張り台として、
※サンゴの望楼といったり、水源の見張りといったり、情報元によりことなる
その後1790年までに城塞として活用され、
さらには首長家であるアル ナヒヤン家の住居として歴史を刻んできました。
また住居としてのみならず、町の統治、様々な問題や必要事案を協議する場所だった様です。
<カスル アル ホスンでの公式レセプション 1962年の様子, 当時の首長と石油事業関連代表者たちと>
今月、博物館として再オープンしたこの建物。
歴史の貯蔵庫、そして歴史文化の発信地として、今後も使命を担い続ける建物です。
中ではアブダビの歴史が紹介されていたり、6000年ほど前の発掘品なども展示されます。
<むかし Photo / Hermann Burchardt and Berlin Museum of Ethnography>
<改装後の塔/The National>
<むかし /The National>
<カスル アル ホスン付近をらくだ移動。1960年 /Professor John Wilkinson/ TCA Abu Dhabi>
<カスル アル ホスンの営業情報>
入場料 30ディルハム
営業時間 09時-19時 /金曜日のみ 12時-22時
※12/7から1週間は開館記念フェスティバルとして様々なイベント開催中!!!!くわしくは上記ホームページにてご確認を。
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<空から見たアブダビ 1960年代/石油発掘が1958年にはじまり、アブダビの町は拡大中 Courtesy: David Rile/ The National>
<アブダビの昔話>
The Nationalによりますと、
リワのバニ ヤス族の狩猟チームが野生ガゼルを追っていたこの島に来た際、淡水をみつけ、井戸を掘りました。
シェイク ディヤブ ビン イーサ(バニヤス族の首長)がこの知らせを聞き、ここに新しい居住区をつくる様に働きかけた。
1761年までに、20戸のヤシの葉の家屋ができ、更に2年以内にはこの町(アブダビ)は400戸に拡大したといいます。
ちなみに、アブダビはAbu Dhabi(Father Of The Gazelle:ガゼルの父)という名前はこの出来事にちなんでつけられたそう。
しかし、考古学的にみて、アブダビの歴史はもっともっと古い。
8世紀-13世紀の陶器がここからは見つかっているし、1621年にのポルトガルの書類にはすでに”ガゼルの島”の記載がある。
とはいうものの、18世紀になるまではアブダビは永続的な居住地ではなかった様です。
昔のアブダビはいわゆる”季節的居住地”で、夏の真珠漁シーズンにやってくる人たちもいれば、
冬季にここにやってくるものもいる。
しかし夏は実質的にほとんどの人はいなくなり、ほとんどの人はアルアインやリワへ水や日陰を求めていきました。
アブダビの砂の下には石油がある、水源がある、というウワサがではじめたのが1930年代までのことらしく、
実際に発見されたのは1958年です。
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いまやすっかりお金持ちとなり、
うつくしいモダン都市となったアブダビ。