舞台上よりドラマな日々

舞台上よりドラマな日々

急性リンパ性白血病と闘う父の、ハプロ移植ドナーに選ばれた娘です。本業は舞台女優だけど、現在休業中。移植までの限定ブログ…の予定です

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午前6時半採血
今日の白血球 40900
9時過ぎに輸血科から呼ばれて、移植コーディネーターさんと地下にある採血室へ。
地下はICUや手術室などがあるのみで、物々しい雰囲気。


輸血科の先生3人とコーディネーターさんに囲まれて、専用の椅子に座り両手に針を刺されて固定。
ここから先は3~4時間ほど両手を動かすことは出来ません。
針はかなりの太さ…と聞いて怯えてましたが、『献血と同じくらいですよ』と聞いてひと安心。数年前から何気なく献血を始めていたので。
献血に通ってて、良かった~!と心底思いました。


いよいよ採取が始まり、持参してきたDVDを早速鑑賞。血流を良くする為に、ゴムボールのような物をニギニギしながら。
かなりのめり込んで映画を観ていたせいか、腕の不自由さや痛みはそこまで感じず。
しかし、1本観終えて2本目の映画を観始めて、残り一時間くらいになった辺りから突然身体の痺れが強くなり、目の前がチカチカ暗くなったりして物凄くしんどくなってしまいました。
一時的な貧血のようで、先生方が慌てて椅子をベッドのように倒して下さり、暫く横になっていたら治った。
3時間ほどで、採取終了。
車椅子で病室まで帰るのだけど、身体が鉛のように重くて足も痺れているため、車椅子の乗り降りすら大変だったー。


夕方まで安静にして、必要細胞数に達している確認も取れたので遂に16時、移植開始。
看護師さん、先生お二人、母、私で見守る。
取れたてホヤホヤの自分の骨髄は、普通の血液よりも薄い色をしていてトマトジュースみたい。
自分の骨髄が父の身体に入ってゆくのは、とても不思議な気分だった。
父から貰った生命の一部を返して、また生命が繋がれてゆくのだなあ。
どうか無事に生着し、出来るだけGVHDも酷くなりませんように!


まだまだこれからが闘いだけど、ひとまず無事に移植が終わったのでした。