4月の職場復帰を考えているので、産んでまだ1ヶ月ですが、保育園の申し込みに行きます。

産んでみるとやっぱりとっても可愛くて。
6ヶ月での復帰なんてあり得ない、もっと一緒にいたいという気持ちが湧き上がってきて、とても辛いです。

早期復帰を考えている理由は大きく2つあります。


①確実に上の子と同じ保育園に入れたい
私の住んでいる自治体は激戦区というほどではないですが、上の子と同じ園でないと送り迎えが大変なので、確実に同じ園に入りたいと思うとやはりゼロ歳4月入園がベストということになります…それでも確実に入れるかはブラックボックスですが。


②育休手当が安すぎる
育休手当ははじめの半年はだいたい元のお給料の2/3くらい貰えるので、税金や社会保険料もかからないし、元の収入とそんなに遜色ないというのが世間一般の認識だと思うのですが。

育休手当額には上限があります。
手当の額を算出する基準となる「標準報酬月額(平たく言えば、休みに入る前のその人の1ヶ月あたりの給料の平均額)」の上限はおよそ40万円です。
つまり、月額40万円より多く稼いでいる人は、はみ出た分がカットされて手当の額が決まることになります。
なので、高収入者ほど、元のお給料と貰える手当額の落差が大きいということになります。

私の場合、ありがたいことに同世代の中ではかなり高額なお給料をいただいており、自分が大黒柱なので、月々の収入が目減りすると生活に直結します。
給料に合わせて保険やローンを組んでいるので、育休手当が非課税であることを差し引いても、家計が逼迫します。

公言しにくいですが、正直、もらえる手当の額では落差が大きすぎて、貯金が全くできません。
下手すると毎月の固定費からマイナスが出てしまいます。貯金は多少ありますが、それがただただ目減りしていくのはなんとも心許ない。
お金のことは置いておいて育休を長めに…ということも考えましたが、子供が小さいうちが貯金しどきだし、私が長く休めば休むほど、家計への影響が大きいことは確か。
①の理由もあり、苦渋の決断で4月復帰を決めました。


前に、手当の上限について聞きたくてハローワークに電話したとき、応対した男性職員に、
「女性で上限に引っかかる人なんて上位数%だから心配いらないと思いますよ」
と初め鼻で笑われましたが、私がもらっているお給料の額を伝えると、
「それは…引っかかりますね」
と、今度は鼻白んだ感じで言われました。
ちょっと待ってくださいね、と言われて始まった説明も、資料を調べながらしてくれた感じだったので、上限に引っかかる人が少ないというのは事実なのだと思います。



今、政府が、「男性の」育休を推進するために標準報酬月額の上限を上げることを考えているそうですが。
「高給なのは男性」という考えが前提の流れだと思います。
高給取りな女性のことは考慮されていません。
全ての女性が、旦那さんの給料を当てにしてゆっくり休めるわけでもありません。
そんなに該当する女性が少ないんだったら、全員に給料の2/3が満額出るようにしてくれたらいいのに、と思ったりもします。



こういう話をすると、「普段たくさんもらってるんだからいいじゃないか」とか「贅沢言うな」とか言われがちですが、どんな人も、普段の収入に合わせて生活設計をしていると思います。
うちの場合は、2人目妊娠を考えてローン額も抑えられるよう安めのマンションを買ってはいますが…

高収入だとそのぶん納税もしているし、児童手当も減額され、保活も同点で競り合ったら高収入な方が負ける…という、いいとこなしな制度になっています。
しかも、高収入とは言っても子ども2人大学まで出そうと思ったらカツカツです。
キャリアウーマンが、子どもを持つメリットがないと思ったとしてもなんの疑問もありません。


前の妊娠と比べたら、手当が出るだけマシなのかな。
自営業や、雇用保険のない方は手当全く出ないですもんね。
どんな人も、子育てで休んでいる間に関してはベーシックインカム制度を導入すべきだという記事も最近WEBで目にしましたが、もっともな意見だと思います。




話が飛躍しました。
2人目となれば加点もつくし、どこにも入れないということはまず無いはずです。
復帰は辛いですが、いざ決まれば、子供に申し訳ないとか、かわいそうという気持ちは封印して(少なくとも子供にはそういう態度を見せないで)、仕事を頑張るのみ。
そして、一緒にいられる時間はめいいっぱい、大切にしたいと思います。


3歳児神話信奉者のご意見にはいつも苦しめられますが、私なりの、早期復帰しないといけない理由でした。