お姑さんだけでなく、もちろん実母にも困ることはあります。
孫愛がすぎる。
お姑さんと足して2で割ればちょうどいいのでしょう。
今のところ、孫はうちの上の子だけなので、その有り余る愛情が全て注がれています。
うちの母は、時代錯誤な家に嫁ぎました。
長い昭和も終わりもう平成に入ろうかという時代、しかも大都会であるにも関わらず、「嫁は女中と同じ、婚家に尽くせ」という価値観の嫁ぎ先で、ひとり、苦労してきた人です。
当然、義両親と同居。ひっきりなしに親戚がやってきてどんちゃん騒ぎ。プライベートな時間も空間もありませんでした(その嫁の娘なので、私もいわば女中の娘扱いでした)。
父はその価値観の中で育ってきたので、母がされることを疑問に思ったこともなく、僕のママが1番最高、君もママみたいになってねと母に言い放った人です…🤮
母は、子育てについてもたくさん口を出され、意地悪もされ、思うようにできなかったという後悔が強いのだと思います。
なので、子供にしてやれなかったことを孫にはなんでもしてやりたいと思っている節があります。
私の子に色々細々したものを買ってくれるのは良いのですが、子供も大きくなってきて、何もないときにプレゼントをもらえるのが当たり前になってはいけないと私は感じています。
なので、何か頑張った時以外に買い与えるのはやめてとつい最近伝えました。
あと、サプライズがすぎる。
手先も器用、絵も上手な母なので、ハンドメイドはお手の物。
ただ、私も部屋を買ってからは、しょぼいセンスなりに拘りたい部分はあります。
特に、インテリア系などの大きなものは相談して欲しい訳ですが、先日も、
「素敵なアンティークのドールハウスを見つけて、〇〇ちゃんのお部屋に置く用にリメイクしたのよ!やっぱりプラのお家よりは木よね♪」
と渡されたのは、白木のドールハウス。
ドールハウス自体は素晴らしいものだったのですが、白木ではなくてもう少し重厚なデザインが欲しかった私としては肩透かし。
ただ、
ごめん、私のイメージと違う、お母さんがプラより木って言うのはよく分かるけど、私はプラでもいいから、自分好みのを買うわ。
と断れたのは、やはり実母ならではですね。
お姑さんだと断ったりできませんので。
子供の初めての〇〇的なものはやっぱり私が選んで買ってやりたいという気持ちもありますし、いくつも似たような物を置けるような広い家ではないので、先回りして準備されてしまうと悲しい。
でも、母にはいらないとか、自分で用意したいからと言えます。
もちろん、手間暇かけてハウスを手直しして、家具にも布を貼ってリメイクしてくれたのは見たら分かるので、とっても罪悪感がありました。
でも、母も、「そう、じゃあこれは、ばあばのお家で遊ぶ用に置いておくわね」と引き下がってくれました。
好みでないものに、これは好きじゃないと伝えられるのは実の親子だからですよね。
ただ、親子関係も色々で、うちの夫は、自分のお母さんに絶対こういうことは言えません。
30年来、お姑さんの作る煮物が嫌いなのに言えておらず、お姑さんは夫の好物だと思っているので、いつも持ってきます。食べるのは…私しかいませんよね〜。
夫は子供の服装にも多少こだわりがあって、旧ドラえもんの『のびたくんやしずかちゃんが着てるような服装』はさせたくないそうなのですが(なんとなくニュアンス伝わるでしょうか。昭和感というか)、お姑さんがくださる子供服は、いつもザ・昭和という感じ。こんな服、今時どこに売ってるのかなと思いますが。
しかしそれも僕は好みでないと言えないので、「ごめん、とりあえず一回着せて写真撮ったの送ったら捨ててくれていいから」と私に言います。
って言っても嫁の立場では捨てられないので、捨てるなら自分で捨ててほしい。もったいないので保育園で着せています。
話がそれましたが、もうすぐ私の弟にも子供が生まれます。
母はそちらにはお金は折々に渡すけど、物をあげるのは遠慮すると宣言しています。
私もそれがいいと思います。弟の奥さんは、こんなのいらないとか、センスが合わないと例え思っても、うちの母には言えないと思うので。
母も、自分自身がされた嫌なことはしたくないという気持ちに加え、私から姑の話を聞くので、余計に気をつけなければと思うみたいで、そのまま話がわかる姑になってくれたらいいなと思います。