長いので、暇つぶしにお読みください。
私自身の英語力は、ほどほどです。
幼稚園から小学校3年生まではネイティブスピーカーの先生に英語を習っていました。
幼稚園で同じバス停の有志が集まり、先生を招いて行っていたグループレッスンでしたが、「〇〇は勘がいいですね、僕の言ってることよく分かっているし、発音も上手」と当時、大好きなポール先生が親に言っているのを聞いてとても誇らしかったことは覚えています。
その後は受験英語のみ。
一応難関と言われる大学に受かる程度の読み書き力は身につきましたが、それは瞬間最大風速の話で、単語も文法も構文もすぐに忘れました。
もともとreading、writingは苦手で、speakingやlisteningは得意。
speakingといっても大変ブロークンな雰囲気英語で、相手が聞き取ろうという熱意がある場合でないと厳しいことも多いのですが(無愛想な店員さんには苦戦する)、旅行をしたり、短い時間で交換留学生と意思を伝えあったりするぶんには問題ありませんでした。
正確さはともかく、speakingやlisteningに苦手意識がなく、外国人とも物怖じせず話せるのは、おそらく幼児期の英語教育のおかげかなと。
耳を育てるには小さい方がいいというのは真理だと思います。発音はたまに褒められます。でも、結局日本人っぽい英語の域を超えられない程度です。
大学ではNOVAに通っていましたが、倒産したので途中で終わりました。
社会人になり、仕事で英語論文を読むことが多いです。大学院の試験は英作文と英文和訳でしたが、英作文は、日本語を自分の書きやすいように言い換えて力技で訳しました。
博士号を取るために自分でも英論文を書きましたが、Google先生は本当に優秀。まず自分なりに英語を書いて、Google翻訳でチェック。読んでおかしいところを辞書で調べて修正してブラッシュアップし、最後に論文査読会社のチェックを受けて完璧な英語に仕上げてもらいました。
こんな感じで、私自身が日常的に英語を使う仕事にはついておらず、英語の読み書きはしないといけないときもあるけれど、それ以外は旅行を楽しめたらそれくらいでいい。
自分に必要な英語力としては、今くらいで事足りると思っています。
フランスとかスペインを旅行しても、あっちの方もめちゃくちゃな英語で話してました(若い方は比較的綺麗な英語を話してます、もちろん)。
通じればいいかなという感じです。私にとっては単なるツールなので。
そして、英語に限らずですが、幼児教育は身に付くのも早いけれど忘れてしまうのも早いことは身をもって体験しています。
また、同じように英語教室に通っていた妹は英語はあまり好きではないのを見ると、正直、その子次第というところもあるのは明白。
また、これからは英語を話せさえすれば良い時代ではないこと、AIが台頭し翻訳機も進んできていて、英語が話せることが今ほど重要事項であり続けるかについても、疑問を感じています。
私が子供の頃は、まだ英語がペラペラになれば良い仕事につける…という向きもあったような気がします。
私の同級生でも、成績は正直…だったけれど、英語圏の大学に進学し、箔をつけて帰国の結果、一流企業に入って勝ち組!という子もいます。
でも、これからは本当にそんな時代になるのかな?
必要なのは英語だけなのかな?
こういうことを、同業者ママと話すことが多いです。
もちろん外資系に入りたいとか、海外で仕事をしたいとかであれば英語力は必須というより「前提」であり「最低限」になるのでしょうが。
そういうことを総合し、また自分自身が仕事もしていて子供の教育に全力投球できないという後ろめたさからの負け惜しみなのかもしれない、と自戒することも多いのですが、よく聞く英語教材のキャッチコピーの如く、自分の子供にネイティブ並みになって欲しいとまでは考えていません。
もちろん、なってくれるなら嬉しいです。トンビが鷹を産んだ!と大喜びすると思います。
でも、英語英語となるよりは他のこともバランスよく身につけて欲しい。
子供が天才肌っぽければ、英語はネイティブ並み、数学オリンピックにも出て…と夢も見ますが、そうではなさそうなので。
そんな私が我が子の幼児期の英語教育に期待することは、
〇耳を育てること
〇異文化を体験すること
の2点なのかな、とシンプルに整理し、そういう目線で教材を探しました。
ちなみに、母語習得前の英語学習についても懐疑的です。母語は大切だと思うし、日本の教育を受けて育って欲しいので、インターなども考えていません(そんなお金もありませんが)。
なので、下の子にWWKをやらせるのは早くても1歳のお誕生日より後の予定です。
※あくまでも個人の意見です