以前の記事にも書きましたが、マンション購入を意識した時点で、夫にはビタ1文出してもらうつもりはありませんでした。
理由は色々ありますが、シンプルに言えば、私の方が収入が多いから、ということにつきます。
収入の多い方がシングルローンを組むのは、私の中ではそんなにおかしなことではありませんでした。
予算も、自分の収入なら十分審査に通るであろう範囲で考えていました。
くわえて、私は国家資格持ち。くいっぱぐれは絶対ないと言われる職種です。
しかし、実際にはそうシンプルにはいかず。
「既婚女性がシングルローンを組む」ことは一般的ではないんだなと実感せざるを得ません。
ローンの商品を見ても、「奥様安心プラン」はあっても、「旦那様安心プラン」はありませんでした。私の調べた限りでは。
※奥様安心プランは、某銀行の商品で、ローン名義人の「奥様」ががんになったら保証しますというがん団信の発展型ですが、要するに、名義人が女性であることは想定されていないということです。
ローンの仮審査を受ける際にも、「妻がシングルローンを組む」と伝えると、必ず何かしらの追加提出書類が必要であったり、「旦那様が組まれない理由を教えていただいてもいいですか」と言われたり、審査に時間がかかったり(理由を聞くと、「奥様が組まれるとなるとやはり・・・」と言われる。やはり何なんだよ)。
単身赴任中の夫に、いちいち「課税証明書をもらってきて」と伝えないといけない申し訳なさ。
十分な収入があり、ローンの金額にも無理がない前提なら、夫の審査時に妻の課税証明書を提出しろと言われることはないと思うのですが・・・
今は多様化の時代。男並みに稼ぐ女性、夫を養う女性も増えてきています。
LGBTカップルだっています。
でも、住宅ローンの世界は、まだ前時代的なんだなと思うことが多かったです。
ちなみに、女性向けの住宅ローン商品というのもあります。これはもっとシンプルです。夫の課税証明出せとは言われませんし。
私も検討しましたが、特典が、「○○クラブ利用」「エステ優待」など、要するに独身女性をターゲットにしているんだなと思うラインナップで、自分にはうまみがなかったので検討外でした。