子供を産んで、1年専業主婦をしていた時は、夫の赴任先で暮らしていました。
復職に当たり、私と子のみ、地元へ引っ越しすることになりました。
1年間、主婦をしていたときは、私は退職扱いになっていて手当が全くありませんでした。
夫の給料だけでは厳しかったので(優雅なDINKS時代から生活水準を下げきれなかったのもあります)、独身時代の貯金から毎月6万円、供出していました。もちろん全額使っていたわけではなく、貯金にも回すんだからと自分に言い聞かせて毎月お金をおろしていましたが、収入ゼロなのにお金だけは出ていく、しかも独身時代の貯金が・・・という状態は精神的にも辛く、結構きつい出費でした。
1年すぎると、預金通帳の残高がかなり厳しくなっていました。
この状況で新幹線の距離の引っ越し、破産の予感しかせず・・・
新居探しに当たっては、入居時の初期費用が安いことが何よりも優先されました。
結果的に、礼金がいらず、子育て世代なら敷金も優遇してくれる公社住宅に運よく空きを見つけ、入ることができました。
公社って、収入が低くないと入れないイメージだったのですが、むしろ逆で、入居には一定以上の収入が必要です。
申し込みに当たっては、復職予定の職場に頼んで、「給与見込証明書」を書いてもらいました。
古びている割に、家賃も決して安くありません。クーラーがないから買わないといけなかったりもして。
それでも、礼金がいらないというのはやはり大きかった(※基本的に礼金が家賃の1~2倍くらいで当たり前の地域です)。
引っ越しってまとまったお金が必要なので、その負担を軽減してくれた公社住宅には感謝しています。
そして、この公社住宅に払っている家賃が、今後購入するマンションの価格の目安になっていきます。