12/20 くらしの植物苑の観察会「名前からひもとくサザンカの伝播」へ行ってきました。昨年お話を聴いて すっかり加地先生のファンになったので、雨で寒い日でしたが迷わず出かけました。
1年間 古文書をたくさん読み解いて研究されたそうです。江戸時代以前、山茶花という名前が混乱していたこと(中国ではヤブツバキを山茶と表記する)、山茶花は庶民文化の花開いた江戸時代に盛んに育てられたためか、品種名は庶民的で、船乗りや海に関する名称が多いことなどのお話でした。とても楽しかった。
前回くらしの植物苑に来たとき見たサンシュユは まだ硬いつぼみのままでした。木肌のめくり上がりが特徴だと前回帰ってから勉強したので観察。網の目状に亀裂が入り 剥げ落ちていました。
この木も生肌に特徴があるのかと思ったら、どうも細菌性こぶ病のようです。この間行った南伊豆でもこんな木を見かけました。
ヤマモモの冬芽。
ミツマタもまだ変化無し。
ハナズオウの冬芽。
山茶花の水盆。
サザンカ群が満開でした。特に目を引いたものを。
蝶の舞
爪紅(花弁が白くて縁がピンク色)は沢山ありますが、底紅(中心部がピンク色)の種類は珍しいそうです。この花は咲き進むと花弁がねじれる。とても良い香りがして可愛いので うちにも欲しいな。
細葉桃 葉っぱが細く、花弁も細くて垂れ下がるような咲き方。
華子姫
重なる花弁が素敵。
稲妻
弁数のもっと多い一重咲。
丁字車
唐子咲きという咲き方。
黒紅サザンカ
とても目立つ赤い花です。
これはハルサザンカの夢侘助
サザンカは平開する花が主ですが、これはまるで椿のような形。
そして、黄色い葯が付いていないんです。椿の侘助は葯が退化していて(「侘芯(わびしん)」と呼ばれる)結実しないそうですが、その特徴を引き継いだサザンカ ということになります。
椿や山茶花の不思議な世界、 なんだか魅力的ですね。
裸木に陽光廻り来る時間


















