ジゼルの言いたい放題 -2ページ目

翌日

台風一過でピカピカの晴天。ニャンコは夜中に運動会を繰り広げ私の身体を容赦なく踏み切って走り回っていました。
目が覚めニャンコを捜すと私の足元で爆睡していました。

「可愛いなぁ…」
「一緒にいたいなぁ…」

すでに情が移ってしまい私の中には半ば「同棲」の覚悟が固まっていました。

「とりあえず里親捜しをして見つからなかったら考えよう!」

と里親が見つからないことを願いながら里親捜しを始めました。
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里親捜しと言ってもアルバイト先やお稽古場で話すだけなんですけど(^-^;


とにかく朝一番、近くのホームセンターでゲージやトイレやねこ缶等を仕入れました。
ゲージはむちゃ小さいのと二段式のデカイのしかなくて悩みましたが、大は小を兼ねると奮発しました(^-^;

仕事に行き数人の教え子に声をかけると何人かが見に来ることになりました。

続き

推定年齢3ヶ月くらいかなぁ。
とりあえず毛布と衣装ケースで簡単な寝床を作って入れてあげるんだけど、部屋の隅っこに行きくつろぐニャンコ。
隅っこに簡易ベッドを持って行くと違う隅っこに移動…f^_^;
キリがないから諦めて自由にさせていると腰を屈め怪しげなポーズ…


慌てて抱き上げ玄関に走るとタイルの上にチーしました(^-^;

そこで先程の簡易ベッドの毛布を取りビニールと新聞を敷き簡易トイレに早変わりo(^-^)o
タイルの上のチーをふいたティッシュを簡易トイレに投げこみ準備完了。


「ちびニャン、次からチーとウンピーはここでしてね」
しっかと伝え私は晩御飯の支度にかかりニャンコは部屋の隅。


晩御飯…ニャンコはどうしよう?

外は台風だし出たくないなぁ(-.-;)


…☆


そういえばダイエット用に買った鳥のササミが冷凍庫に入ってた♪


茹でてちょっぴりの醤油で香り付けだけして、それを刻んでニャンコの前に出すと狂った様にガッついてました

あっという間に平らげると
「もっと欲しい☆」
ビームを目から発射するニャンコ


「もうちょっとだけだよ」
そう言いながらササミをあげると、またまたガッつくニャンコ(^-^;


可愛いO(≧∇≦)o

私が作った物をこんなに美味しそうに食べてる子をかつて見たことありませんo(^-^)o

満腹になり元気を取り戻したのか部屋中を走り回り探検を始めました。


するとおもむろに玄関に行き簡易トイレで用を足したニャンコ。



素晴らしいo(^-^o)(o^-^)o


ただの一度の失敗なくトイレを覚えるなんて、あなたは天才!


すっきりしたニャンコは私のベッドが居場所と認識したのか毛布としばらく格闘してました。気が付くと毛布に潜り込み眠りについていました。

出会いPart1

2006年9月17日


その日九州地方に台風13号が上陸しました。

台風が来るという事でレッスンは夕方に中止になり早々に帰宅する私。


車を駐車場に止め足早にマンションのエントランス(実はアパートとの入口?)に向かう私に台風の強い風が襲いかかる(>_<)

強風に耐える私のすぐ目の前を何かが転がっていって…


気になり目で追うと駐車場の横にある駐輪場の隅まで転がっていきました。


何かが気になりながらもエントランスまで走りホッと一息。
部屋までの階段を上がろうと思ったけれど…


何か気になる。


意を決して再び外へ。


駐輪場まで走りさっき転がっていた何かを捜すと…


いました!
いました!!


枯れ葉と泥と雨にまみれて震えている子猫。


どうする?

どうする、私?
(某カード会社のCM風)

だって、ここのマンションはペット禁止だし…


悩んでいると、ふっと目が合ってしまった!

「一晩だけね。台風がおさまるまで一緒にいよう!」

そう決めて汚れた子猫を抱き上げた私。

抵抗することもなく素直に抱かれじっとしている…

よほど怖かったんだね(ノ_・。)


部屋に入るとまずお風呂へ。
父が獣医だったので動物の扱いには慣れていたけれど、ニャンコの入浴はかなり大変だった記憶が…


とにかく大きなシャワー音は厳禁だから浴槽にお湯を入れてゆっくり入れてみると…



あら?
案外静か…っていうか温泉に浸かっている人間みたいにまったりしてるみたいp(^^)q

猫用シャンプーなどあるわけないのでお湯で流すだけだけど美男子に早変わりしたニャンコ
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