アフガンハウンドとペキニーズのMIX犬について | ペキニーズレスキュー 四葉のクローバー隊

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【ペキニーズ】という犬種を限定し幸せ探しのお手伝いをしていく、非営利の単犬種レスキューです。
収容犬・迷い犬・飼育放棄等のペキニーズを引き取り、一時預かり・里親探しを行っています。

長文になりますが、この度問題定義をしている「ペキニーズとアフガンハウンドMIX犬」の件に関して説明させていただきます。 





この件に関してはアフガンレスキューさん、ペキニーズレスキュー、そして有識者の方々が同志とて動いております。

「ペキニーズとアフガンハウンドのMIX」を販売をしているとInstagramに投稿が有った仔犬と同胎の兄弟と思われる子が他のペットショップにもいることが分かり様子を確認してきてもらいました。








確認してきてもらい繁殖者が判明、そして管轄の保健所に極端に違い過ぎる種のMIXは動物虐待であるとの通報をして貰いました。

保健所の職員の多くは獣医師ですので、私たちの主張の意図はすぐに理解してもらう事ができました。
この繁殖屋の登録状況を調べて、管轄行政機関として何ができるか検討してお返事頂けることになりました。

その返信は、「動物愛護法違反とは言えないので特に何もできない」という内容でした。
私たちにとって、この返信内容は想定通りの返答でした。
しかし、規制する法律が無いと言えど、これが問題ないないわけがありません!

法律に穴があっても、管轄の保健所は何もしないで良いのでしょうか?
「動物愛護及び管理に関する法律」の基本理念である動物愛護とは何なのでしょう?

令和3年6月1日より「第一種動物取扱業者及び第二種動物取扱業者が取り扱う動物の管理の方法等の基準を定める省令」が新たに制定されました。
それは血統書を発行できる純血種の犬猫にだけ適応させる内容も多く有ります。
MIXの親たちは血統書も必要ありません、と言うことは法律上の管理が出来てないと言うことです。
親犬、親猫の年齢も種も規制がなく、生まれてくる仔犬、仔猫には正しい骨格構成も色素問題、遺伝子検査の必要もありません。
考え無しの繁殖をする繁殖屋は仔犬、仔猫の時だけ可愛く見えて、珍しく、高く売れる事、それだけを目標としています。

それに踊らさせ可哀想な子達を増やして居るのは無知な消費者でもあるのです。

産まれた仔は、何も悪くない!逆に未知のハンデキャップに苦しみながら一生を過ごしていかなくてはいけないかもしれない被害者です。

今回の「アフガン×ペキMIX」の子に関しては、全く異種の個体を人工的に作ってたる為に、マズルの長さと形状、骨格の極端な違いにより様々なトラブルを起こす可能性も考えられます。
それを誰が責任持つのでしょうか?
繁殖屋は、この子達の一生を責任持てるのでしょうか?

今回の「アフガン×ペキMIX」に関しては、とあるオークションで最低落札価格¥11000円で購入され、店頭販売は23万円となっております。
保護活動も謳ってる神奈川県のカフェを営むショップさんはボロ儲けですね。

これは氷山の一角でしか無いです。

今や犬のMIXは
ハスキー✖️ポメラニアン
イタグレ✖️ボーダーコリー
ハスキー✖️柴犬✖️チワワ
豆柴✖️マルチーズ
チャウチャウ✖️シーズー
アフガン✖️ペキニーズ
MIX✖️MIX…

常軌を逸した神の冒涜でしかない生態市場
現行の動物愛護法に違反しないからと言って放置していてはいけません。

この件に関しては、行政も、JKCもすぐにできることが何かあるはずです。
行政もJKCもシリアスブリーダーも協力し改善させていかなくてはいけないんです。

そして、「愛護」と言う名目で譲渡活動をビジネスとする組織も規制する事で健全なる生態市場となると思います。

人間として生まれた私達が動かなければ動物さん達は幸せになれません。
 
どうか、皆さんも監視する目、正しい事を知る事、優しい気持ちを持って働きかける事、それだけでも前進すると思います。

また、ご協力をお願いすることも有ると思いますので宜しくお願いいたします。

ペキニーズ レスキュー
ひろたね みゆき