北京ダック「日本鬼嫁・中国オニシュウトメ」日記。
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ダック鬼嫁日記67「ハナ子とスイカに御用心!そのよん」





ネット見過ぎて目がショボショボ。

「日本観光に行くからね~♪」という夫友人を案内するプランを練ってて、練ってるうちに個人的な興味とかも出てきて、色々リサーチ。

ネットはキリがないからいけません。



                   







夫の携帯が鳴った。

いつもの「ぷるりらり~♪」って音ではなく、もっと短い・・・そう、携帯メールだった。 

開けばそこには一行。



「オマエの良心は犬に食われちまった。」



差出人は夫の弟



ナンダーヨ!!ドウイウコトダヨ!!!



このへん、書いてて嫌になってきた。 

なんていうか・・・夫が気の毒というか・・・



もちろん・・・もちろん、ハナ子のことだ。

少なくとも、荷物を引き取りに行くのを忘れたので郵便局から送り返された、という話を、わざと荷物を送り返してきたという話に変えて伝えているだろう。

さらに何か、デタラメの大嘘を吐いていることも十分考えられる。



しかしそれにしても義弟の言い草は酷い。

ハナ子にはハナ子の言い分があろうけれど、義弟は直接当事者ではない。 

義弟、こういうことになるまえは、それはそれは夫の世話になっていたのだ。

それこそ、親に言えない金の都合から何から、少しばかり年の離れた兄を、都合良く頼っていた。

それでこの言い草。

それだけのメールを送ってきて、一体何がしたいのだろうか。

だいたいこの弟くんは、結婚式のことで口火を切った際の「俺はオマエの結婚式には出ない!オマエの嫁が悪いからだ!具体的にどう悪いのかは言えない!」というのからして、非常に一方的なのだ。

既に完結した事項を伝えられても、「ああそうですか」としか返事のしようがないではないか。

曲がりなりにも我が夫の弟について、こう言ってはナンだけれども、彼はとっても頭が悪いと思う。  

 

夫は、メールの内容を私に見せ、「こっちから電話はしない」と言っただけだった。リアクションが薄い分、失望が察せられて、私としては何と言っていいやらわからなかった。



それから、言い知れないストレスを感じた。



言い知れない。



どうにもならなさ。



結婚式がキャンセルになったときは、それはショックだったし悲しかった。 でも、忙しく動いていたし、ハナ子やハナ子の差し向けてくる刺客(ハナ子弟や、本意ではないだろうけどパパ)の執拗な電話やメールに振り回されて、怒っていた。 だから、それらを「ずっしりのしかかるストレス」として認識しないできた・・・ように思う。



何はともあれ結婚式が済んで、忙しいながらも自分たちだけの生活(つまり結婚式の招待客など他人様の予定に踏み込むようなことのない生活という意味)になってしまったこの頃。 怒りのアドレナリンが鎮まり、親族間のくだらない話よりも、落ち着いて自分たちの生活に集中したいと、自然に思っていた。



もちろん、「虐待を受けました」なんていうシャレにならない大嘘をかましてくれたシュウトメ・ハナ子に対して、イイ顔をしようとは思わない。 本当に夫には申し訳ないけれども、出来る限りハナ子に会いたくないし、杭州の実家にも行きたくない。 実家それ自体や、パパのことは好きなので、こんな風に言ってしまうことが残念ではあるけれども。



しかし現実問題として、その程度は夫と要相談だけど、私が今後の人生でハナ子とまったく会わないことはたぶん、無理だろう。 近い数年は、出来れば距離を取って欲しいという希望はあるけれど、それもまあ、臨機応変にせざるを得ないし、いずれにせよいつか遭遇するのは避けられない。 なんだ。こう書くと本当にハナ子ってモンスターみたいだ。 モンスター・イン・ロウ。 全く笑えない。



ともかく、私はハナ子と遭遇する可能性を抱えながら生きている。 大げさな表現だけど、今となっては私の感情的にはこうした表現が少しも大げさではない・・・



遭遇の際、私はハナ子にケンカを売る気は全然無い。無駄だから。

しかし愛想を振りまく気ももちろん無い。 

私とハナ子は、お互い望んで知り合ったわけじゃないのだから、電車に乗り合わせた他人同士のような無関心を貫くのが、この際一番いいのではないか?

共通の言語さえ持たない方がいいと思う。 言語力がどうあれ、どっちみち私たちは言葉なんて通じない。

少なくとも罵りあうよりは素敵な関係だと思う。



そう思っているのに。

春節はあの通りだったし、離れて住んでいるのにこれ。

荷物を取りに行くのを忘れていたというのはこちらの過失と言えるかもしれないけれど、都合も考えずに送りつけたのは向こうだ。



ようするにこうやって、要求が通るまでしつこくしつこく蒸し返し続けるのだろう。



要求。 それは

「もっと愛想よく機嫌を取ってくれエイヨォ~ウ!!!」

ということ。たぶん。



それは無理だハナ子。

私は好きでもない人間にお愛想できるほどの嘘吐きではない。

しかし、許せない価値観を持つ異世界モンスターを相手にケンカを吹っかけるほど勇敢でもなきゃ正直でもない。





ハナ子、お願いだからこれ以上無理な希望を持たないでくれ。

どうかどうかお願いだからこれ以上私の怖いもの見たさを刺激しないで欲しい。 違った、面白がっている場合ではなかった。 どうかどうかこれ以上、間合いを詰めようとしてこないでくれ。



ひたすらやり過ごし相手にしないように努めるのは、ストレスだわ。



しかし願いもむなしく、その夜三度目の電話は鳴った。

義弟からの、ただ不愉快なだけで何の意味も為さない頭の弱いメールで済むはずがなかった。









「ハナ子とスイカに御用心!そのご」に続く。













夕飯はぶり大根。

ネット中にも鍋任せでイケルのが素晴らしい♪







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超格差社会・上海の現実???





逆転裁判って知ってます~?

プレゼントされて遊び始めたんですけど、これ意外とはまってしまって・・・

「おいおいソレは弁護士としてOKなのか?」なんていうつまらないツッコミ入れていたのは最初のうちだけ。

「異議あり!!!」「待った!!!」

ていうあの掛け声が心地よくなってきた。

もともとミステリー風のもの好きなんですよね。

トリックとかがヘンでも楽しめちゃう、ミステリ好きというにはヘタレですけど。



                   





夕方のニュースで、脳天がグラグラくるような特集をやっていた。

その名も、「超格差社会・上海の現実 ~年収格差100倍の世界~」。 

上の方として、世帯年収2000万円ほどの人が出てきて、一方で月収約1万円だか2万円だかの人が取り上げられている。

それとて、「上海市民の中の格差」って話であって、農村に行けば「年収1万円」ってところだってあるのだろう。



実際、月収が日本円1万円から2万円ほどというのは、それほど珍しい話ではなく、 また、不動産を持っているかどうかにもよるけれど、ちゃんと暮らしていけるものなのだそうだ。

だから、この月収が果たして「中国庶民の暮らし」として貧しいのかどうかは、とりあえず置いておく。 収入以外の環境に拠るだろうし、私には判断がつかない。



それはそれとして、「格差」という話を聞くと色々暗澹たる気持ちになる。

こんな状態が続くはず無いと思う(自分が下の方にいたら、暴れると思うわ)し、続いてはいけないとも思う。

一方で、これだけの人口を抱えていたら、「底辺のレベルを上げる」ことなんて出来るのだろうか?とも思う。 無理だろう。

とても矛盾している。



北京に住み始めたころ、街を歩けば目に見える「格差」に、カルチャーショックを受けた。 格差社会だということを知っているのと、目で見るのは大違いだった。



私の夫は、けっして「お金持ち」階級のひとではないけれど、しかし随分と頑張っている。 日本ではイザ知らず、中国に居るときは「可処分所得が多いほうだ」と感じることもままある。(もっとも、不動産とか将来の備えに対する意識が実はイマイチ生ぬるいのかもしれない、うちの場合。) 彼自身の努力の結果だ。 でも絶対に「運」なくしては得られない結果だと思う。 「親がお金持ちなのです」という人よりは、努力による割合が大きいと私は思うけれど、それにしても「運」も良かったはずだ。



「運」という話になってしまえば、私なんて「運よく経済状態の良い国に生まれた」に過ぎない。



だから、「格差」の話を聞くと、心のどこかに罪悪感らしきものを感じたりもする。 インドだってインドネシアだってどこだって、「物凄い格差」がある国はいくらもあるけど、私にとって中国は夫の国。 そしてそれ以上に、カタコトながら中国語がわかるようになってしまった。 言葉が通じるってことは、単なる「異邦人」から一歩進んで「コミュニケーション可能な人々」になってしまう。 身近な世界で起きている「格差」には暗い気持ちにさせられる。 色々な意味で。



格差を見れば恵まれている自分に罪悪感を抱くけれど、一方で「恵まれていない方にまわりたくは無い」と思う。



暖房も旅行もレストランも好きだし、病気になったら良い病院へかかりたい。 常に安心できる保険に加入していたい。 もっと広いキッチンが私のものになったらどんなにいいだろうと考えることがあるし、高い調理器具も欲しいし、いつも財布のことを考えずに食材を買えたらどんなにいいかと思う。 そんなにブランド欲は無いけれど人と会うときは少しはキレイな格好をしたい。 



あたりまえじゃん。

でも、それさえも贅沢なんだろう。



今の中国に行くと、「経済発展に乗っからなきゃ!」という熱気を感じる。

勝ち負けの色分けは、日本なんてものじゃないから。

負けるわけには行かない、という念が渦巻いてる気がする。



そういう緊張感は、自分の夫からも感じる。



夫は別に、金のかかる趣味があるわけでもない、特に欲深とは感じられないひとだ。 せいぜい美味しいものを食べるのが好きなくらいで、基本的にインドア派の、金のかからないタイプ。



にもかかわらず、「今後、どうするか」「どうやって今の生活を維持・発展させるか」についての緊張感は高い。 私という扶養家族を抱えているから余計にそうなんだろうけれど、仕事や何かを学ぶことに対する集中力は、到底マネできない。 能力以上に、切羽詰り感が違う。 マネできないどころか、時々見てるだけでオエエーッて吐きそうになる。



私が「実家の娘」だった頃には、「生活レベルが極端に転落する」ことなんて考えもしなかった。 別に実家は普通の家で、金持ちでもなんでもないんだけど、まぁそのくらいの生活は普通にしていかれるだろう・・・と当然のように思っていたのだ。 根拠は無いけど。



あの能天気な時代に戻りたくは無いけれど、ほんっとに恵まれていたなぁと思い返す。 



「格差」のニュースなんて見ちゃうと、「もっと緊張感を持つのだ!」「今の自分に何が出来るか考えろ!」と、圧力を自分で勝手に受信してしまう。 更に、「オマエはもうじき三十にもなるのに、今まで何やってきたんだ! 恵まれていたくせに!」と説教を食らっているような気分になる。 そしてまた吐きそうになる。



ということで、今まさにオエエーッ!な気分です。

でも根がのんきだから、時々刺激されないと駄目なのかも。

















最近、中国のイトコに、「名探偵コナン」の日本語版を送ろうとしたのです。

あれって既に何十冊にもなってる長い話(シリーズ)なので申し訳ないけどブックオフで買った中古品。

送ろうと思ってとりあえず品を寝室に置いといたらですね、ついついついつい手が伸びて、読み始めちゃいました。

トリックとか、中には言語道断突っ込みドコロ満載なのもあるけど、逆に私でも考えてしまうような簡単さがちょうど面白くって・・・

まだ送っていません。

気がついたら夫も読み出していました。

ごめんよ、イトコ。











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ダック鬼嫁日記66「ハナ子とスイカに御用心!そのさん」



夫、昨日初六本木ヒルズ。

行ってみたかったんだそうで・・・

感想;「北京で言ったら東方広場?」

あ。確かに~。

東方広場の方が、造りがシンプルで私は好きだな。

ヒルズ、使いづらいじゃん。





                   





;「・・・・・・と、言うことで、近々杭州に行くから!」

と、夫は私に向かって宣言した。

うぅ~ん。私は唸った。



「きちんと話し合おうよ」というのは、結婚式問題が発生してすぐの頃から、夫が言っていたことだった。

夫実家と、私たち夫婦、家族間の問題なんだから、本来ならばそうすべきだと私も思う。 単純にハナ子が嘘を吐いたことを暴くとか、そういうことではなくて、そもそもなぜそのような嘘を吐いたのか、何が不満で何が望みなのか、一体どんな感情的な問題があるのか・・・ということを、ちゃんと話し合わなければならない。

もともと私とハナ子は国が違い、私たちとハナ子では世代も違う。 感覚や常識は違って当たり前なのだ。

たとえば、仮に「嫁が日本人なのが感情的に許せない」とか、そんなどうしようもないことが原因だとしても、話し合い、歩み寄ることは出来ると思う。 少なくとも私はその努力を払う。

だがしかし。

問題はそういう、理解可能な範疇を遥かに越え、ハナ子の脳内宇宙的なところまでぶっ飛んでいたではないか。

あからさまな嘘を繰り返し繰り返し人様に語り。

無茶な主張を押し通そうと暴れ。

せめて事件を風化させてくれればいいものを、ことあるごとに蒸し返し。



「ハナ子と話し合ったところで、どうにもならないんじゃん?」

と、私は言った。

わざわざ航空券代と時間と労力を使って会いに行くだけ、人生の無駄だ。



しかし夫は、今度ばかりはどうあっても絶対に会いに行く!!!と息巻いた。



まーね。

気持ちはわかる。

こんなことになって、「ハナ子一体どうなってるんだよ!」と、実家の母や日本の友達に愚痴ったり、ブログに綴ったりしてストレスを解消していた私とは異なり、夫は全てのストレスを溜め込んでいた。 



だいたい、義理親との問題よりも、自分の親との問題の方が、それ自体のストレスは大きいものだ・・・と私は思う。 義理親との問題が起きたときに、配偶者が自分の味方をしてくれなかったら、それはまた別の問題であり、凄く強いストレスだけれども・・・そもそもの親対子という構図だけに限れば、対実親の方がキッツい。 だから世の夫は妻VS実母になると知らんぷり~を決め込むのだ。たぶん。



・・・ともかく、ハナ子の差し向けてくる刺客、パパや弟や親族などなどと戦いつつ、ブーブー文句を言ったり落ち込んだりする妻をなだめ、どうにかこうにかこれまでやってきた夫の、堪忍袋の尾は切れそうになっていた。 ハナ子に話が通じるなんて思ってもいないけれど、一度正面切ってきっちり言いたいことを言わないことには、気が済まない、そういうことだったのだろう。



;「もう、行くって決めたから。 もちろん実家には泊まらないよ。 近くにホテルを取るから。 それでいいよね? 実家に残してきた荷物も、全て引き上げてくるから。」



実家に残してきた荷物というのは、夫がかねて気にしていた品物たち。 それは、主に雑誌とカセットテープとCDとDVD。 話が脱線するけど、夫はやや尋常で無い収集癖があり、雑誌を含む書籍やCDの類は原則として捨てられない。 雑誌だけは、日本語か英語のものに限られるけど。 中国語の雑誌はあまりにも多いのでサスガに捨てる。 それにしても、数年分の週刊現代(中国でも定期購読していた)やら文春、オーストラリアのFHM、よくわからない仕事関係の雑誌などなど、その膨大さったらクラクラするほど。 一応「置き場所を確保できなくなったら捨ててね♪」と言ってはあるけれど、ハナ子問題に次ぐ我が家の懸案事項・・・。 



荷物引取りとハナ子との直接対決。

それはまた。

問題だらけだ。



私は、とりあえずその場は大人しく頷き、夫の頭が冷えるのを待つことにした。

しかし、そこはいつものこと。

例外なく、我が家の電話は鳴る。



問題を拡大させる電話が、また、響き渡った・・・。











「ハナ子とスイカに御用心!そのよん」に続く。













六本木ヒルズにしても、ヒルズほどではない東方広場にしても、とってもお高くて私どもが住むことはなさそう(無いなあ)なんですが。

それは置いといて、ああいうところに住むってナンだか「ビジネス直結」な感じですね。 なんだか緊張感のある暮らし?

かっこいいのかもしれないけど、決して地価の高くない郊外育ちとしては不思議な感じがします。

「地価」とか「都心までの距離」とかいう概念の無かった年頃、暮らしは暮らしでしかなくて、シンプルな世界を生きていましたね~。

あの頃の感覚に戻りたいような・・・?







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