米團治さんの二人会、行ってきました。
方正さんのほうから米團治さんに申し入れて始まって今回が3回目だそうです。

 

米團治さんの「桂米朝一門」と方正さんの「月亭」は同門ということになるそうです。
方正さんはタレント「山崎方正」として有名になったあとで落語界に入った人で、それは40歳のときに「自分は、仲間と一緒に舞台に立ったらちゃんと笑いをとる技術はあるけれど、一人で舞台に立った時にできる『芸』を持っていない」と思って「いても立ってもいられなくなった」ことがきっかけだそうです。

笑いに関係すること、ということで一生懸命に聴いた落語は「桂 枝雀」さんのものだったとのこと。
方正さんが落語の世界に入りたいと思って相談した相手が「月亭八光(はちみつ)」さん。八光さんは月亭一門のトップである父「月亭八方(はっぽう)」さんに紹介してくれたそうで、月亭八方さんは師匠・八光さんは兄弟子ということになりました。
お二人は関西で主に活動している噺家さんで、八光さんのほうはロケの名手でかなり人気者で噺家というよりそちらのイメージのほうが今は強いです。(が、「名手」ですから、関西の芸能界においては無くてはならない人だと思っております)

方正さんが「上方」落語になぜ入ったのか不思議に思っていましたが、上の話を聴いて腑に落ちました。「枝雀」さんの落語がきっかけだから、ですね。

 

 

 

実をいうと、ワタクシは米團治さん目当てにこの二人会に足を運んだのでこれまでに一度も話を聴いたことが無かった方正さんにはまったく興味ナシでした。
それが、聴いてビックリ!です。40歳からでも真剣に18年落語に打ち込むとこんなになれるんだ・・・・
すでに立派な噺家さんなので「本格的です」とか「上手いです」と書くのは失礼なことだけれど、正直驚きました。
 

 
演目の
米團治さんの「今日の茶漬け」。これは、米團治さんの十八番です。関西の「大阪」「神戸」「京都」の都市の番付というかプライドというか、とにかく「京都」の人の意識を明らかにして大阪の庶民を笑わせてくれます。そういえば、この噺の冒頭で米團治さんは「この中で京都からお見えのお客様はいらっしゃいますか?」と探りを入れていました(笑)

方正さんの「星野屋」、対談をはさんでの「大安売」の2席を聴いた米團治さんの「猫の忠信」がトリでしたが、米團治さんの噺はだんだんヒートアップして、ラストでの気迫では客席の全員が息をのんでいました。
方正さんの噺がもともと熱演する噺家である米團治さんにさらに火を点けたな・・・・ワタクシはそう思いました。

by マヌカン☆