とりあえずジャケからして素晴らしい、俺は言ってるように色遣い重視だからカラフルな絵は非常にポイントが高い、ちょっとミクが大人っぽいというか唇が赤いというか睫が強いというか若干イメージとずれてる気がしなくもないけどまぁ全然OK、ちなみに個人的にはミクに眼鏡っていうのは、ミクのイメージが天然というかお気楽というか気の置けない娘って感じだから、本当は眼鏡じゃないのにちょっと賢そうに見えるようにしてみたよ!っていうイメージなんだけどまぁそれは本題とは関係ない
で、タイトルが良い、ビカビカしたのってことでビビッドカラービューティフルカンバスらしいんだけど、なんか語呂がいいというかやっぱりカラフルな感じだし、CDのレーベルもいいよね、よく見るとビカビカがビカビカしてるし、こうしてレーベルになってるミクはかわいいし、歌詞カードの裏のゆうゆの絵もいいし、目がなぜかハートだし、曲のタイトルの横のちびキャラが非常にいい、ハローハロー・ハローハローとかこれ見ないとめぐぽってわかんなかったし、エレクトロエレジーはボーカロイドは電気羊の夢を見るか?的なノリなのかな
曲はとりあえずカタパルトネーションと天樂が入ってる時点で間違いなく買いなんですよ、あとはササクレさんとベイカーのおまけもついてるし、しかし流石にゆうゆだったから他の曲も、それはまぁ非常に予想以上の素晴らしさだった
まずイントロが凄かったね、鼻歌+携帯というかそこんところの調教が半端なかった、後ろの曲のバックエフェクトも上手いし、また最後になぜかピッてなるのも深い気がする
からのKOKORO、導入がまずいいよね、俺は初聴だったから2曲目から随分ハイテンポに来るなぁとは思ったけどここからの曲順を考えると上手いね、若干MOSAIC臭がしたけど悪いことじゃないし、むしろ彼らはその道のプロだからね
カタパルトネーションは曲順的にこのテンポの維持がすごいいい、二つともサビのキメっぷりがいいから疾走感がたまらない、ミクで再生するときのはっちゃけっぷりが可愛いんだよね
次の恋は戦争にやっぱり調教とアレンジのinferiorがあるんだけどむしろそれがいい、これがアルバムの中に緩急を付けてる、一曲だけ引っ張り出して聴こうとは思わないけど、編集力だな
次のハローハロー・ハローハローもまた素晴らしいんだよなぁ、ミクじゃないから調教に限界が来てるけど元々こういうもんだし、しかしタイトルからクリスマスの曲とは思わなかったな、まぁ曲自体はクリスマスポップスで聞きやすい感じ
で、ビビッドカラー・ビューティフルカンバスですよね、ゆうゆのアルバムって絶対こういう電波というかカオスというかはっちゃけた曲が一つは入ってるんだけど今回は大分おとなしめだったな、しかし歌詞が上手、悔しいな何がいけないのか~、っていう部分がかなり的を射てる、単純に上手い、聴けば聴くほど良くなって来るんだよね、まるで下手なJポップなんて手も足もでないレベル、Jポップ知らないけど
それで次はクローバー・クラブか、ま、リミックスだからこんなものなのかなぁ、ササクレさんの曲はかなり好きなんだけど、まぁこのリミックスは微妙だったかも、だけどこれがまたアルバムの中の一曲としてみると、ハイテンポをローに落とすための咬ませ曲でもあるんだよね、そういう見方をするとむしろこのアレンジは成功なのかもしれない、ただ、虹色の花ってアルバムに入ってるハニー&クローバークラブが秀逸だからやっぱり見劣りしちゃうんだよなぁ…
そら・ほし・うみは一番ローテンポなんだけどゆうゆの曲はローテンポでもサビで曲が盛り上がるように出来てるから俺はそれが好きなんだよね、あと嘘がお上手ですねって部分がお気に入り
ベイカーのエレクトロエレジーミックスもまたやっぱり異色感があって飽きさせない、ゲスト曲を間に入れるのも編集技術ですよね、虹色の花の時はゲスト曲後ろにまとめてたからなぁ、それでこの曲の終わり方がまたしっとりして歌詞で終わるから、次の、つづり風の出だしで来るか?来た!って感じになるんだよね、離れて行く~ってこのハイテンポ、感極まる、桜の季節をどことなく彷彿とさせるけど、桜の季節を初めて聴いた時も凄い感動したからなぁ…あの頃はボーカロイドの曲も出始めたばっかりでプロデューサーの名前を全然知らなかったし、サークルも全然知らなかったけど、この感動はあの頃から変わらないままなんだなぁって、ゆうゆもこの2年で凄い調教上手くなってるなぁって、本当にサビ抜けた時点で色々鳥肌だった、曲のみならず歌詞がいいよね、泣ける、この曲でミクの曲が最後っていうのもいい、俺もプレイリスト作る時はまぁ上述のようにかなり曲順を意識して作るんだけど、やっぱりひとつのプレイリストでストーリー作ると最後をどう締めくくるか悩むんだけど、このアルバムはつづり風が最後で、天樂がアンコールで、アウトロードでボーカ
ロイドが機械であることを示して、アルバムとしての締めくくりになってると思うんだ、まぁ俺の感じ方なんだけどね、だからつづり風のミクは完全に人間扱いになる、ここの人間だ人間じゃないって言うのは一般的に見れば何言ってんだこいつってなるけど、2年近くボーカロイド聴いてる身としてはボーカロイドが歌ってるのを脳内再生しちゃうからボーカロイドが歌っても人間が歌っても変わらないんじゃないか、むしろボーカロイドの方が自由に妄想できていいんじゃないかって気がしてくる
それでつづり風だけど、曲はやっぱり桜の季節に似てて若干ありふれてる気がする、もちろん良い旋律だからありふれてるのは当たり前だし、だからといって良い曲であることに変わりはない、歌詞も哀愁感があって良い、強いね主人公は、ミクで再生しちゃうけど、歌詞カードのちびキャラのせいでもある、あとサビの早口のテンポの良さがたまらない、やっぱりこの曲はトリなわけだよ
それでアンコールは天樂、デビュタントⅣっていう合同アルバムがあってそれに入ってたんだけど先に聴いちゃったから若干感動が薄らいでしまったのが残念だったがしかたがない、だけど初めてこれ聴いた時も鳥肌だったな、極楽鳥を更にレベルアップさせたロックナンバーでサビに入る所が特に凄い鳥肌、ゆうゆの曲はサビで必ず盛り上げてくるのが特徴なのかな?基本的にサビの盛り上がりが良い曲が俺は好きなんだよね、天樂は顕著だけどね、ただ何回も聴いてると段々分かってくるけど若干ドラムと低音のメリハリが弱い、曲の頭とサビに入る時にもっと音量変えると毎回鳥肌が立つようになるな、fromYtoYとかはそれで鳥肌だから、いやもちろん十分素晴らしいけど、あと歌詞も盛り上がりに合わせてあって格好いい、人間が歌えばそりゃあもちろんもっとすごいだろうけど脳内再生できるのはボーカロイドだから、ゆうゆが曲作ってくれたのもボーカロイドがあったから、ボーカロイドじゃなければならなかった、これは必然なんだ、ちなみに曲の導入もアンコールっぽい気がする、ミクが歌い終わってリンで締めるっていうイメージなんですよね、俺の中では
それでアウトロードだけど、これはなんかあからさまにボーカロイドっぽい気がしない?あーって、まぁ終わり方にも色々あるけど、この終わり方は正直中途半端な気がする、というか聴き終わってすごい寂しい、まぁ天樂だけできっちりで終わりっていう方が良くないと思うけど、もうちょっとエピローグっぽい感じがよかったかなって気がした、蛇足だけどササクレさんのアルバムはエピローグが一番泣けるんだよなぁ
アルバムを通しての感想は本当に完成度が高い、特に曲順がすごい上手い、ハイテンポ、ローテンポ、フィナーレでつなぎもちゃんとしてるし、やはり何より外れ曲がないのに飽きが来ない曲、曲順っていうのがゆうゆの凄いところだな
いや本当に年の初めから良い物を聴かせてもらった、今年も良い曲を一杯作ってもらいたいな。