仕事をしていて、思うことがあります。
立場上、よく指示を出す場面があるのですが
そのときに、指示通り動いてくれない人は少し困る。
かなり具体的に指示を出しているにもかかわらず、それを理解できず、行動に移せない。
そういう人はめったにいないのですが、次に挙げる人がかなり多い気がする。
指示通りしか行動しない
ひとつの指示に対して、ひとつの行動をする。
べつに悪いことをしているとか、仕事ができないとか、そういうわけではない。
本人はたぶん、「指示通りできた」と満足していると思う。
確かに、指示通りできているし、間違ってはいない。
間違ってはいないんだけど、もう少し、指示を抽象的にとらえられないかな。と思う。
本当に仕事ができる人、成長する人は、
具体的な指示を抽象的な指示に変換する
例えば
「そこのゴミ、拾って」に対して
「そのゴミを拾う」ことは具体的な指示
それを、
「そのへんが汚れていて気になるから片付けてほしい」に変換できる人。
そういう人は、ゴミを拾った後、他にも落ちているごみがないか、汚れていないか、確認をしてさっと掃除をする。という選択ができる人。
ふだんの生活に当てはめるとこんな感じ。
これができるかどうかって、とても大切な能力だと思う。
よく意識されている、「抽象的な指示を具体的な行動に」は、結構できる人が多い。
「おなかすいた」を「きのう何を食べたか考え、今日の冷蔵庫の食材を思い出し、自分が使える時間を考え、どの食器を使うのか考え、食事を提供する」
これもすごい力。尊敬する。
そのさらに上をいく力が、具体的を抽象的に。
できる人が増えてほしいし、自分もできるようになりたいなと思う。