文部科学省が今年8月に発表した、奨学金の無利子貸与枠大幅拡大。進学を控えるご家庭では、嬉しいニュースとなったのではないだろうか。しかし無利子貸与枠の拡大は、政府にとってはさらに大きな変革への第一歩になるのかもしれない。教育ジャーナリストの渡辺敦司氏に伺った。
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日本は昨年9月、高校授業料無償化を機に、中等教育や高等教育の無償化レブロン13 モンスターハートビーツ 漸進的に導入するとした国際規約の留保を撤回しました。つまり、大学の授業料無償化に向けて努力することを国際的に宣言したのです。
ただし、もちろん一気に無償化できるわけではありません。諸外国でも、米国を代表例として、高い授業料を徴収しながら、経済的困窮者を奨学金や授業料減免により、実質無償にしている国があります。今回文部科学省が提出した2014年度概算要求で無利子奨学金の拡充を盛り込んだのも、「無利子奨学金が本来の形」(検討会報告)という原則に立ち返るための、ほんの第一歩といえます。
概算要求はあくまで文科省の要求であり、予算折衝で認められるかどうかは政府の判断次第です。下村博文文科相は文科省全体で前年度比10.2%増という強気の要求にも「一円たりとも減額されない姿勢で取り組む」と意気込んでいます。
