こんにちは。
今日から、宗谷岬到着から長らく途絶えていた、最北端への旅行記録を再開します。
前回の記事はこちらをご覧ください。

宗谷岬から再び稚内駅に戻った後、宿に行く前にとある駅に行きました。なかなか行けない駅なので、どうしても行きたかった駅です。しかし、列車まで時間があるので、駅から近い観光名所に行くことにしました。

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稚内駅の目の前に広まるこの巨大なアーチ形の防波堤は、北防波堤ドームと呼ばれるもので、かつての樺太への連絡船への通路や稚内桟橋駅の一部として建設されました。ご覧のように、まずその大きさに驚きます。そして、連続するアーチの姿は、美しさそのものです。

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ドームの中に入ると、何か不気味なほど遠くがかすんで見えます。

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蒸気機関車の動輪が1つだけ保存されていました。しかし、海風の影響を受けているせいか、状態は良くありません。

探索していると、予想以上に興味深い建築物で、結構時間を忘れるほど楽しめました。そして、列車の待つ稚内駅へ戻ります。

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駅に戻ると、ちょうどキハ261系スーパー宗谷の発車時間と運よくタイミングが合い、少しだけ撮影ができました。これから札幌までのロングランです。ダボダボの幌がいい味を出していますね!

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S宗谷が発車して間もなく、普通列車が入線しました。これに乗り込み、先述した行きたかった駅を訪問します。日もだんだん傾いてきて、ステンレスの車体はほんのりとオレンジ色に輝いていました。

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稚内→(普通|名寄)→抜海

稚内駅から2駅目、とある小さな駅に到着。ここがかねてから訪問してみたかった駅です。
その駅の名は抜海駅。最北の秘境駅、最果ての秘境駅などの異名を持つ駅です。
この駅の訪問記事は、こちらに詳細があるのでご覧ください。

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抜海→(普通|稚内)→南稚内

十分堪能した後は、今宵の宿のある稚内に戻ります。駅の記録では伝わり切れないほど魅力が詰まっている駅なので、皆さんもぜひ訪問してみてください。

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抜海駅を出てすぐ、車窓には大海原と今日の一日の終わりを告げる夕日が映りました。抜海~南稚内の車窓は宗谷本線のハイライト区間です。天気によっては、利尻富士を見ることもできるそうです。

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宿のある場所、稚内駅の一つ手前南稚内に到着です。稚内駅よりも稚内市の街中にある駅で、かつては天北線が音威子府まで連絡していました。そのため、稚内駅よりも広い構内が残っています。また、特急スーパー宗谷やサロベツも、稚内到着後は南稚内の車庫に回送します。

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1両編成の気動車には、少し長すぎるホームですね・・・

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歓呼化されてしまった稚内駅と比べると、駅前はとても寂しい感じです。しかし、一歩通りを出れば、飲み屋や都心でも見られるチェーン店などが広まり、大きな街を形成していました。

今回お世話になった宿は、南稚内駅から徒歩20秒のホテル宗谷さんです。外見はとても古い建物ですが、中身はとても清潔で、公共の大浴場もついています。ロビーではWi-Fiも使えたので、大助かりでした。

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その後、夕飯をどこで食べようかなと街を歩いていると、すき家を発見しました。ここはただのすき家ではなく、日本最北のすき家です!なんとなく自慢になる気がしたので、入店しました。味のほうですが、すき家はすき家で変わらない、おいしい味でした。

帰りにコンビニにより、旅行中にたまった洗濯物をコインランドリーで洗濯し、部屋に戻りました。栃木県を出発し、いろいろな地域を巡ってから最北の地に到達した旅も、いよいよ帰路に入ります。この日に経験した、味わった興奮を抑えつつ早めに就寝しました。

7/16/2015
名寄→稚内 宗谷本線
稚内↔宗谷岬 宗谷バス
稚内→抜海 宗谷本線
抜海→南稚内 宗谷本線

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