さあ、いよいよ苦しくなってきましたw
自作解説その④
「くりいむレモン 夢のあとに」
(2006 AMGエンタテインメント)
これは、みなさんご存知スポテッドプロダクションズの若社長、直井さんからの紹介で実現した企画です。
ホント、直井様は神様です!
僕も尊敬する(年下だけど…)山下敦弘監督から始まった実写版「くりいむレモン」シリーズの第4弾。
僕はアニメ版は見たことなかったので見ようとしたのですが、プロデューサーさんに別に見なくてもいいと言われたので結局いまだに見たことありません。
実は途中まで「レモンエンジェル」と勘違いしてた事はここだけの話にしてください…
実写版の方は新進気鋭の監督たちがそれぞれの個性を出し合う今までのエロVシネとは一線を画すシリーズです。
僕は今まで作家性みたいなものをメーカーから要求されたことがあまりなかったのでこの企画が来た時ちょっと困惑しました。
はじめはいろいろトンがった事やろうと考えたわけですが、慣れない事をやると失敗しそうな気がしたので、結局いつもどおりの単純なお話をやることにしました。
ただ、『シンプルであること』に関してはかなり意識的だったと思います。だからカット割りや音楽もストイックです。装飾を排して感情を丁寧に見せる事がどこまで出来るかの挑戦でした。
失敗したらただの退屈な作品になりかねないので結構緊張しましたね。
あと、シリーズの監督ラインナップを見ると純粋なエロVシネ畑からの起用は僕が初だったので、カラミはしっかり撮って「さすがエロVシネ監督!」って言わせてやろうという不埒な考えもありました…。
主演は割とあっさり決まりました。AVの子ではなかったのですが普通っぽい可愛いさが魅力的で、おまけに巨乳です!
こんな子が脱ぐんだぁ、へえ…と、思いながら衣装合わせも終わり、さあ、明後日から現場だよ、今回は順調だね…
…て、城定組がそんなうまくいくわけないじゃないですか!好事魔多し!
姉さん事件です!
衣装合わせを終えた主演女優いわく
「(涙声)胸を出すなんて聞いてません。
…だって山下さんのやつは下着までじゃないですか…」
ええ~…うそぉん…。なんか、キャスティングマンとその女優の事務所で行き違いがあったみたいです。
いや、確かにその子もかわいそうですけど…泣きたいのはこっちですよ。
…まあ、しょうがないですね、当然降板です。
僕は山下監督じゃないですから…おっぱいの出てない城定作品なんて誰も見ないですよ…
そっからは上を下への大騒ぎ。僕もイロイロなところに電話しまくり女優を探しましたが、話が急すぎていい女優が見つかりません。
インは諸々の事情で2日延ばすのが限界…もうだめだ、この現場トブかも…と思った時に現れたのが流海ちゃんでした。
いやあ、ぽちゃぽちゃしててぼくの好みにドンピシャです。芝居経験はゼロでしたがそんな贅沢は言ってられません、もう即決でしたね。
結局、彼女にして正解でした。お芝居も当然うまくはないですが、切ない魅力がありました。
その後彼女とは何度か仕事しましたが、今は何してるんですかね…また仕事したいのでこれを読んでいたら連絡下さい。
あと、お姉ちゃん役の薫桜子さんがとてもいいです。
恐らく天賦の才能だと思うのですが、感情表現が素晴らしくうまく、本当にいい女優だと思いました。
モチロン当時レギュラー俳優だったアヒルも手堅い芝居で場面を支えています。
女優さんたち(とアヒル)に助けられた作品です。
スクリーンで彼女達(とアヒル)の魅力を存分に味わって下さい!