どこでもない、いつでもない、あるところに、2つの光がいました。
青い光と、黄色い光。

青い光と黄色い光は、とても仲良し。
いつも、友達と色んなことを一緒にして遊んでいました。

あるとき、青い光と黄色い光は、地球というところに遊びに行くことになりました。

青い光と黄色い光は、地球について何も知らなかったので、お友達に地球について教えてもらうことにしました。

赤い光さんは、
地球では、美味しいものを沢山食べることができるんだ
と、喜んですごい光を放っていました。
青い光と黄色い光も、それを聞いて、ワクワクしてきました。

次に、紫の光が言いました。
地球では、姿というものがあるらしいから、どういう形にしようか今悩んでる。

それを聞いて、みんなは、わぁっと喜びました。

皆がそれぞれ好きな形になれるなんて、なんて素敵な所なんだろう。
私はどんな形にしよう!

みんな、それぞれの楽しいうきうきする形を思い描きました。

そこで、物知りの白い光が言いました。
地球では、想像もつかない体験が出来る。
だけど、こうして遊んでいる今のことも忘れてしまうのだよ。

みんなは、びっくりして息を呑みました。

色んな体験が出来るのは嬉しいけど、今のことを忘れてしまったら、みんなのことも忘れてしまうの?
もう、みんなと遊べないの?

まぁまぁ落ち着いて。

まず、地球へ行くときには、人間になることはみんな知っているよね?

人間には、性別がある。
まずは、男か女を選ぶんだよ。

どっちも素敵だね!やりたいね!
みんなは湧き上がりました。

オレンジ色の光が質問しました。
形と心が別々にもできるの?

みんな、わぁ!それもすごく素敵!!と沸き立ちます。

白い光は、答えます。
それも出来るけど、強い気持ちがないと、自分を見失ってしまうんだよ。

うーん、そうなんだ。
難しいねぇ。

でも、それってすごく素敵だよね!
みんなは盛り上がります。

さっきから黙っていた青い光が、みんなに聞きました。

人間以外は、選べないの?

黄色い光が笑って答えました。
人間に生まれても、人間じゃなくすればいいじゃない!

みんな、そうだそうだと、好きに変えていくのも楽しいよね、とウキウキしています。

だけど、それもやっぱり、自分を忘れないようにしないと、出来ないことなんだよ。
白い光が言います。

そうか、じゃあ、みんなで応援しよう!
みんなが、みんなであることを、お互いに応援しよう!
そうしよう!

だけど、地球にいる間は、みんなのことも忘れちゃうんでしょう?
青い光が不安そうに言います。

大丈夫だよ!
記憶はなくたって、ずっと繋がってるんだから、会えばきっと分かるんだよ!!
紫の光が、力強く言います。

じゃあ、そろそろ先に行くね。
白い光が言います。
みんなと違う場所で、違う形で、会えるのを楽しみにしてる。

みんなで、白い光を見送りました。

青い光は、黄色い光に言いました。
みんなと違う姿をしていても、地球でも、仲良くしてくれる?

黄色い光は答えます。
地球に行ってみないと、どういうことなのか分からないけど、どんな姿をしていても、大好きな自信はあるよ。
だから、大丈夫だよ。
でも、私がボーッとしてたら、ちゃんと教えてね!

みんながみんな素敵で、応援してること、忘れないでいたいね。
青い光は強く思いました。

そして、みんな、みんなのタイミングで、地球に行きました。