最近になって、わたしはなんとプライドの高い女なのだよということにようやく自覚しはじめました。


転職したのだって、結局、上に上がりたかったからなのです。それなのにそこに気づかず転職して、転職できたのでそれは自信になりましたが、お給料ががくんと下がり、また休職して、時短になったのでさらにお給料がさがり、それでもすごくがんばっているのに評価されないと怒っている。


そんな自分にようやく気づき、ちょっとおかしく思えています。


上に上がりたかったのなら、もっと我慢して待つか、1度目の休職をしたところで転職をすればよかったのだと思います。

とはいえ、当初は最後まで銀行に勤めあげるつもりだったので、そうならなかったことに後悔はありません。また、待ったとしても、転職するしないでモヤモヤしていたと思うので、我慢して待つことをしなかったことにも後悔はなし!


今の会社は、わたしの頑張りをおそらく評価しません。というのも、ミスのない正確な事務をすること以上に、明るくてムードメーカーで、リーダーシップをとって、遅くまで仕事をすることを良しとしているからです。わたしに対しての評価は、暗くて声が小さい。笑


わたしにとっては、無駄ながんばりをして疲れて消費していくよりも、そのことに気づけたことが大きかったと思います。

やっぱり、下手なプライドなんて、邪魔なだけだと。


今のわたしは、風の時代だからなのか、うつ病の薬を飲んでいるからなのか、結婚したからなのか、穏やかに暮らしていくことが幸せなのだと思うようになっています。とはいえ、プライドがあって、評価されたいと思っていました。


仕事をがむしゃらにやっていて、あ、馬鹿みたいだと気づいたのと、お給料の金額を目にして、それが今の自分への対価なのだと思ったときに、身の丈に合った暮らしができていないなと反省も込めて思いました。


元気になってきているからこそ感じたこのプライドの高さ。プライドをもって仕事することをやめることはできないと思いますが、高すぎるプライドはいらない。


それをわかって転職活動するなり、今の会社で働き続けるなり、するだけでもだいぶ違うなと自分で思っています。

自分が気にしぃだとか、引っ込み思案だとか、そんなことよりも、プライドが高いということを自覚することの方が、深い意味での己を知るということにつながるのかな。


気づいてからは、プライド捨ててーと頭の中で唱えながら仕事をしています。仕事だけではなく、プライドを捨てた方がいいところはたくさんあるのだけれども。仕事におけるプライドを捨てたら、わたしは楽になっています。


過去のわたしが恥ずかしくて仕方ないのですが、笑っちゃうほど不器用な自分もちょっとかわいく思えたりもしています。