少し間が空いてしまいましたが、前回の続きです。

 

「皆さん、お子さまには良い大学に進学して欲しいが、現実はなかなかそうはなっていない・・・。」

でも、これにはちゃんと理由があるんです!という話でした。

そして、その理由は、「勉強時間」と関係しているんですよぉ、というお話でした。

 

では、早速ですが、前回の答えです!

 

良い大学に受からない理由は、大きく分けて、2つあります。

1つは、「勉強時間」。

もう1つは、「学習方法」。

 

では、理由の1つ目、「勉強時間」に関してです。

 

その前に、大学進学に関して、ちょっと振り返って頂きたいのですが、一般的には、

 

①中高一貫校の場合、高偏差値大学に受かる生徒が多い

 

②浪人すると、高偏差値大学に受かる可能性が上がる

 

という状況があります。

 

この①・②から、たった一つの事実が見えてきます。

 

中高一貫校は、中高6年分の学習を5年で終え、6年目は基本的に大学入試演習が中心になります。

つまり、1年間みっちりと受験対策を実施できるのです。

また、浪人すれば、やはり同様に1年間みっちりと受験対策ができる。

 

ですので、要は「1年間受験勉強をできる時間があれば、高偏差値の大学に受かる!」ということなのです。

 

でも、

 

①うちは中高一貫校ではない!

②浪人させる余裕はない!

 

という状況のご家庭が普通ですよね。

 

ですので、通常の公立高校から大学進学する場合を想定して考えると、「1年間みっちりと受験対策を実施できない(もしくはしにくい)」という状況が発生するので、高偏差値の大学に受かりにくくなってしまうのです。

 

もっと根本的なことを言えば、普段の学習から授業に着いて行けず、苦手がたくさんあり、最終的に高校3年生で慌てて頑張っても苦手を解消しきれない、というのが多くの流れです。結果として、志望校を1ランク下げ、2ランく下げして何とか大学に進学する・・・。

 

さてここからが重要ポイントです!

では、何故多くの高校生は、授業に着いて行けなくなるのか

 

それは、「中学生までの勉強の仕方が間違っているから」です。

 

少し前にも書きましたが、私どもの塾生が取っている高得点と、大手の進学塾の生徒の取っている高得点。

見た目は同じに見えますが、全然別物なのです。

 

大手進学塾の生徒の場合、中学3年生を例にすると、1週間に約8.5時間程度、塾で5教科の授業があります。

その他に、宿題も大量に課され、宿題消化に深夜までかかるケースもあります。

1週間の塾関係の勉強時間は恐らく塾の授業時間も含めて15時間程度になるのではないでしょうか。

 

では、私どもの授業時間は何時間か。

多くの生徒が1週間に3時間で、社会を除く4教科を勉強しています。

宿題の分量も適度で、多すぎて深夜までかかる等はまったくありません。

塾の授業時間と宿題の実施時間を合わせても、週5時間程度の学習時間ではないかと思います。

 

お分かりになりますか。

私どもは、大手進学塾の3分の1程度の学習時間で、大手と同じかそれ以上の結果を獲得しているのです。

 

私どもは、中学生においても「勉強を長くさせてはいけない!」と考えています

 

なぜなら、長時間勉強法に慣れてしまうと、「勉強の密度が下がるから」です

 

そして、この勉強密度の低下は、大学受験において致命的な欠点となってしまうのです。

 

では、今回はここまでとさせて頂きます!

 

続きはまた次回です。

 

次回は、「勉強密度の低下と大学受験の関係」に関して詳しく書いていきたいと思います!