幸せになる秘訣―その2
あなたは幸せを考えるとき、大きい幸せと小さな幸せとではどちらを手に入れたいと思いますか?

おそらく多くの人は大きい幸せが幸せだと考える。

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 例えば良い学校に合格したり、一流企業に就職したり、あるいは社長になるとか宝くじに当たるとか、
また素敵な人と結婚する、よい子供に恵まれて、
家を買う、海外旅行に行く、
経済的に豊かな生活を送る、
別荘を持つなどなど・・・

 文章心理学という分野の研究者が老人たちにアンケートを試みて
「自分の人生を振り返ってみて、人生の幸せはどんなことでしたか?」と尋ねた結果を報告している。

 すると多くの老人たちは人生の幸せは「子供のころ友達と川で魚取りをしたり遊んだ」ことや「家族みんなで一緒に夕食を食べた」とか、ごく普通の何でもないことを「人生で幸せだったこと」としており、決して大きな幸せについて書いていなかったというのだ

大きな幸せはうれしいことに違いない、しかし大きい幸せは人生に
そう多くはない、

ほとんどの老人たちは自分の人生を振り返った時に
日常のごくありふれたささやかな事柄を
幸せだったこととして回想しているという。

また別の研究者は、末期がんの患者に「幸せに思うこと」を聞き取り調査をしたところ、
ほとんどの患者が「今朝目が覚めてうれしかった」とか、「今日のご飯がおいしく食べられこと」だとか、
やはり何でもないことを幸せだったと答えていたという。

先の老人たちを調査した研究者はこう語っている。
「長い人生を過ごしてきた老人たちが人生の幸せと考えているのは大きな幸せではなく、

ささやかな日常生活の一コマ、特に親しい家族や友人たちとの団らんや遊びなどの暖かな交流であり、特別なものではない。

 私たちも日々の生活に感性を澄ませてささやかでも楽しく幸せな事柄を積み重ねてゆけば、それが人生の幸せにつながってゆくといえるのではないか。

言い換えれば誰でもどんな人でも感性さえ豊かに澄ませて幸せを感じてゆけば幸せな人生、幸せな老後が送れるのではないか」と述べている。

私達も日ごろから普通の日常生活を意識して大切にし、
親しい人々との交流に感謝し、
幸せを見出してゆけば幸せな日々、幸せな人生を過ごせるのだと思う。

小さな幸せに気付き感謝し、喜び楽しむ感性をさらに磨きたい