ディア・カズ~僕を育てた55通の手紙より
ジェノア時代のチームメイト、ニコラ・カリコラからの手紙の一節
『イタリアのサッカー界は、多くの偏見に満ち溢れている。あのプラティニでさえ、1年目のシーズンで危うく潰されかけた。だが、どんな壁を前にしてもカズは勇敢だった。その姿をみて、俺は君の力になりたいと思ったんだ。
残念ながら君の挑戦は、1年で終わったけど、でもなぁカズ、それでも君は大きな足跡を俺達の国に残したんだ。
カズ・ミウラという男が海に渡ったから俺達はニッポン人のサッカーを知った。
だからこそ、次に続いた日本の選手達に単なる好奇の眼だけが向けられることもなかった。
それは、セリエで何点とるよりも、偉大なことだったんだと俺は思う。
最後にお願いがある。
いつか君がフィールドから去るとき、その引退試合には、この俺にも参加させてほしい。
俺などが及びもしないような、世界中の偉大な選手達を呼ぶべき立場にカズ・ミウラがあることは知ってる。
だから、もしも一つ空席があるのならってことでいいから、そのときは考えてみてくれ。
そして俺は、その日が、できる限り遠くにあるよう心から願っている。』
本当にしびれた。
カズの偉大さをあらためて感じたし、間違いなく海外における日本人観を変えた一人だと思った。
この本はサッカーファンじゃなくても買って絶対損はしないと思います。
ジェノア時代のチームメイト、ニコラ・カリコラからの手紙の一節
『イタリアのサッカー界は、多くの偏見に満ち溢れている。あのプラティニでさえ、1年目のシーズンで危うく潰されかけた。だが、どんな壁を前にしてもカズは勇敢だった。その姿をみて、俺は君の力になりたいと思ったんだ。
残念ながら君の挑戦は、1年で終わったけど、でもなぁカズ、それでも君は大きな足跡を俺達の国に残したんだ。
カズ・ミウラという男が海に渡ったから俺達はニッポン人のサッカーを知った。
だからこそ、次に続いた日本の選手達に単なる好奇の眼だけが向けられることもなかった。
それは、セリエで何点とるよりも、偉大なことだったんだと俺は思う。
最後にお願いがある。
いつか君がフィールドから去るとき、その引退試合には、この俺にも参加させてほしい。
俺などが及びもしないような、世界中の偉大な選手達を呼ぶべき立場にカズ・ミウラがあることは知ってる。
だから、もしも一つ空席があるのならってことでいいから、そのときは考えてみてくれ。
そして俺は、その日が、できる限り遠くにあるよう心から願っている。』
本当にしびれた。
カズの偉大さをあらためて感じたし、間違いなく海外における日本人観を変えた一人だと思った。
この本はサッカーファンじゃなくても買って絶対損はしないと思います。