小児科専門医・アレルギー専門医
9歳・7歳・2歳の子育て中
pedsmamaです。 

 

今週はバレンタインデーに関連する話題をお届けしますバレンタイン


脱脂粉乳のパワー


乳アレルギーのお子さんの誤食でよくある原因の一つが

脱脂粉乳


チョコレートの原材料にもよく載っています。


脱脂粉乳は、牛乳から脂質を除いたもの。

つまり、タンパク質の濃さが

ギュギュッ

と濃縮されているものなのです。


その濃さは…

約10倍


アレルギー反応は、タンパク質を認識して反応が起こります。

つまり、脱脂粉乳はアレルゲンとしてかなりパワフル、ということになります。


参考までに牛乳100ml相当の乳製品の比較を載せておきます。


逆にバターは脂肪の塊なので、タンパク質は少なめです。


アレルギー診療では、負荷試験で症状なく食べられる量を見定めたうえで、それ以内の食べ物をご案内して、食べ進めてもらいながら、体がアレルゲンに慣れるのをサポートしています。


どれくらい食べられるかなぁ…と悩んでいる方は、かかりつけの先生に一度相談してみてみると良いと思います。


参考になれば幸いですニコニコ