大人は嘘ばかりという真実に子どもの頃は疑いもしなかったが、大学生になって、多くの大人はただの子どもの延長なのではないかと思い始めた。自分の欲しいもの、自分の利益のために平気で嘘をつき、弱い人々から搾取する人が存在するということを知った。

それって人間が存在する以上、どうしたって避けられない課題だと思う。誰だって、自分がいちばん得をしたいし、自分がいちばん幸せでありたい。もう何を言じればいいのか分からない。だからこそ、自分で調べて、自分の頭で正しい選択を見極めなければならない。

私は20年間の中で、他人にもお金にも騙された経験がある。そしてそれは年齢を重ねるにつれて多くなっていく。当時はひどく落ち込んだが、今となってはいい経験だし、あの失敗がなかったらその後もっと大きな失敗を犯していたかもしれない。

失敗こそ成功のもとである。本当の失敗とは生きているという奇跡の中で何もしないことだ。何もしないと、悪いことは起きない。その代わり、楽しいことも起きない。どうせ最後にはみんな死ぬのだから、私はとことん挑戦して、失敗して、最期に「ああ、私は幸せ者だ」と思える人生を生きる。