12/25(水)午後から仕事をお休みして、実家のある秋田に帰省して、母親に会ってきました。

12/29(日)が仕事なので、28日(土)の夜に川崎の自宅に帰ってきました。

※もうすでに曜日感覚が狂っています。。。

 

母親は今年8月に左大腿骨頸部(足の付け根)を骨折して、手術して、1か月ほど入院して、退院して、施設に戻ってきています。

 

退院後、尿路感染症にかかっていることがわかり、施設では水分を多く取ることを繰り返した結果、自然治癒しました。

 

入院中、フォーレ(尿管カテーテル)をつけて排尿をしていた癖が残り、退院してしばらくはフォーレをつけていないと自発的に尿を出すことができませんでしたが、現在はフォーレをつけていなくても、尿を出せるようになりました。

 

手術したときの計画では、手術後10日で抜糸(ホチキスを抜く)、そこから1か月ぐらい入院しながらリハビリ(歩行訓練)をする予定でしたが、母親は骨折したことも手術したことも忘れているので、リハビリに協力的ではなかったようです。

結局、歩けないまま(車いす)の状態で施設に戻ってきました。

 

施設には理学療法士さんがいますので、この方がリハビリ(歩行訓練)もできるのですが、長年施設にいるせいか、歩行訓練はやっておらず苦手な様です。

「足の曲げ伸ばしならできるけど、本格的に、歩行訓練するなら通院を」と言われています。

 

1か月という長い期間、ずっとベッドにいたので、母親の足は筋肉が落ち、すこし硬直していますので、まずは、曲げ伸ばしをして、すこし柔らかくしてから、歩行訓練に移行するようです。

 

母親は認知症で、自分から「~~したい」とは言いませんが、嫌なことは嫌と意思表示ができます。

母親は、骨折する前は、施設の理学療法士のことは嫌いだったようで、リハビリは拒否していたんですが、骨折後は素直に(?)言うことを聞いて、リハビリをしているようです。

 

歩けなくなる(寝たきり)になると、ロビーでみんなと一緒に食事するのではなく、基本的に部屋で食事を取ることになります。

入院中、母親がハシやフォークではなく、素手で食べていたこともあったと聞いて、私は施設の担当者に、「1日1回でもいいからロビーでみんなと一緒に食事させてあげてください。みんなと食事することで、みんなのマネをするので、手で食べることはなくなる」と頼んでいました。

施設も理解をしてくれて、みんなで食事させると会話が発生するし、母親の表情が豊かになってきたという効果も出てきたことで、今では1日3度の食事と、1回のお茶タイムに、母親をベッドから車いすに移して、ロビーに連れてくるようになりました。

 

また母親が歩けなくなったことで、要介護度が変更になるのではないかと思い、施設の担当者に「区分変更してもいいよ」とお願いしていました。

変更前(骨折前)は要介護3でしたが、変更後(骨折後)は要介護4になりました。

これにより介護保険で使える点数が増えます。

 

母親は部屋にいるとほとんど寝たきりになりますので、部屋ではベッドから起き上がればすぐわかるように、「センサーマット」が敷いてあります。

※センサーマットの下には、衝撃を吸収するクッションが置いてあります。

テレビは、つけっぱなしになっていましたが、あまり見ていないようです。

部屋に行くと、ベッドで独り言を言っていました。

 

この独り言、業界用語では「独語」というらしいのですが、認知症の症状の1つです。

母親には記憶障害があり、特に最近の出来事の記憶がありません。

※記憶がないのか、記憶があるけど思い出せないのか、いろいろ説がある様です。

記憶がないので、自分に都合の良い事実を作り、それを反復して言うことで、新しい事実を覚えようとする行為が、周りから見ると、「独り言」に見えるのだと思います。

 

今回の独り言は、「お金がないから、何も食べさせてもらってないんだ」でした。

あまりにも繰り返し言うので、母親に預金通帳を見せました。

私は「こんなにあるからお金のことは心配しなくてもいいんだよ」というと、

母親は「ふーん」と言いましたが、数十秒後には忘れて、「お金がないから、何も・・・」と言いました。

 

ちょっと前までの独り言は、よく看護師さんに「お父さんが来てくれたのよ」と言っていたそうです。

2015年10月に亡くなった父親は、母親のことを心配して、ときどき見に来ているようです。

 

今回の帰省1日目(12/26)はクリスマスの次の日ということで、秋田駅でケーキを買って一緒に食べました。

母親はいろどり豊かなケーキを見て興奮したようで、「どれ食べたい?」と聞くと、母親自ら手を伸ばしてケーキに指を突っ込んでしまうほとでした。

 

また次の日(12/27)には、前回帰省時に好評だったセブンイレブンの「ななチキ」を買って持っていきました。

↑セブンイレブンの「ななちき」

テーブルの上に、食べやすいよう小さくちぎったななチキンを置くと、母親は1人でパクパクと食べて、私が目を離しているうちに、全部食べられちゃいました。

前回は1つを二人で半分こしたのに・・・。

食べ物だけだと詰まると大変なので、母親の好きな「温かいミルクティー」も買っていったら、これも少しずつ口をつけながら、最後まで飲みました。

 

違う日には、「温かいレモンティー」を持っていったら、「おー」といい、(こんなおいしい飲み物、生まれて初めてだ)みたいな顔をしながら、飲んでいました。

施設では、面倒なのか、飲み物はお茶しか出していません。

今度ミルクティー、コーヒーなども出してもらうように、アンケートに要望書こうかな。。。