6/15(土)に、私が所属しているボランティア団体の定例会がありました。

会計担当者から、会計報告がありました。
以前は元代表が一人で会計をやっていました。
しかし元代表に費目流用などの不正行為が何年も続いたため、今年度から会計をナンバー2に交代していました。
新しい担当者は、会計はやったことがないので、他の会で会計をしているメンバーが、監事となりチェックすることになっています。

報告の中で、会の携帯電話を元代表が自己判断で解約してしまったため、解約金10,260円を7月に会のお金から支払う予定と、報告がありました。
※元代表は気まずいのか、今回の定例会は欠席でした。

金額を聞いたメンバーからは、「えーっ?!」と悲鳴があがりました。
それが当然です。
ただでさえ、会はお金がないのに、さらに無駄にお金を出費しようとしているですから。

ドコモショップ店員は必ず「いま解約すると、10,260円かかりますけど、それでもいいですか?」と確認したはずです。
それでも元代表は自分の判断は正しいと思っているので、解約してしまいました。

事前に会計内容をメールで知っていた私は、「会のお金から支払うことに反対します」と表明しました。

「じゃあお金払わなくていいの?」「いい訳ないです」
「誰が払うの?助成金から?」「事業目的以外に助成金を使うことはできません」
「誰が払うの?」「自己判断で解約したのですから…」
「(元代表)さんが?」「はい」

他にも、「先月の定例会で携帯電話は継続するって決めていたのに、どうして勝手に解約したんだろう?確信犯じゃん」という意見や、
「去年の費目流用した時もそうだったけど、私が言っても(元代表)さんは聞かないので、止められない」という意見や、
「これはみんなで決めた会の方針とは違うことをやっただけでなく、会に損害を与える行為なので、会社なら懲戒解雇になってもおかしくない」という意見や、
「ここに皆さんはしないと思うけれど、再発防止策を考えなきゃいけない。場合によってはペナルティを与えないといけない」という過激な意見もありました。

しかし現実に7月には払わないといけません。
会の携帯電話なので、会の銀行口座から引き落としされます。

「引き落としを止めることはなんとかできないだろうか?例えば、間違えて解約しちゃったんですというとか?元代表の親戚のふりして…」「死んだと言えばできるけど、生きているので、家族を証明する住民票か戸籍謄本とかいると思いますよ。それに生きているなら本人を連れていかないと」「そっか、無理だね…」

みんなの意見が出揃った最後に私にもう一度確認されましたが、「私は反対です。ただし多数決をとって、私の考えと違う結果になったらそちらに従います」と言いました。

司会の人は、「いままでこの会は人数も少ないし全会一致でやってきたので、多数決はしない」と言いました。

なので結局、この件はいったん保留として、元代表に経緯を確認することになりました。
会から支出せざるを得ない場合は、会から支出することになりました。

この会は、元代表が立ち上げました。すべて自分で決めてきた自負、プライドがあります。
しかし昨年辺りから、自分でやりたいこととは違う方向に向き始めたので、元代表は今年度から助成金を申請しないことにしようとしました。
と言っていますが、本当は3年連続不正経理を指摘されて、嫌になったんだと思います。
私にしてみれば、助成金をもらうからには、それなりのルールがありますので、ルールを守れない人に色々いうのは、ごく当たり前のことです。


それでも今年度は、私が助成金申請をしました。
「不正経理をした団体からまた申請があった」と思われたと思いますが、元代表の名前は載せていないので、「新しい人だから大丈夫かもしれない」と思ってくれたのか、なんとか合格しました。

元代表は、ボランティアだからガチガチなルールで縛ってはいけないとよく言います。
その通りです。
ですが、助成金を出してくれるところのルールを守るのは当たり前のことです。
そういうめんどくさいところ(と言っちゃいけないけど(笑))は、(事務局の)わたしがやるので、他のメンバーには、自由に楽しく活動してほしいと思っています。

縁の下の力持ちみたいな存在ですね。