なぜ、町内会で、認知症サポーター養成講座を開催したいのか?

なぜ、町内の人たちはそれに参加する必要があるのか?

なぜ、認知症の人たちを互いに見守らないといけないのか?

自分の考えを整理するために、「なぜなぜ分析」をしてみました。

 

なぜなぜ分析とは、ある問題とその問題に対する対策に関して、その問題を引き起こした要因(『なぜ』)を提示し、さらにその要因を引き起こした要因(『なぜ』)を提示することを繰り返すことにより、その問題への対策の効果を検証する手段である。トヨタ生産方式を構成する代表的な手段の一つである。(Wikipediaより引用)

 

なので、本来の使い方とは違います(^_^;)

私のいる会社では、なにか障害が起きたときに、なぜ防げなかったのか?なぜ作りこんでしまったのか?を分析して、さらになぜを繰り返すことで、根本原因を調べるツールとして使っています。責任追及のツールではなく、「障害を憎んで人を憎まず」です。

 

見方はこんなかんじです↓

事象:町内会で「認知症サポーター養成講座」を開催したい

   (町内の皆さんに認知症サポーターになってほしい)

 ↓なぜ?

①町内のみなさんに、認知症の正しい知識、偏見を持たない、認知症の方との接し方などを知ってほしいから

 ↓なぜ?

⑤認知症患者の数は2012年の時に約462万人、2025年には700万人(高齢者の5人に1人は認知症)と言われており、誰もがなる可能性のある身近な病気だから

 ↓なぜ?

⑪(認知症の原因の1つは加齢であるが)、日本は今、超高齢社会(総人口の5人に1人は65歳以上の高齢者)であり、今後も高齢者の割合は増えると言われているから

 

たぶん一番右の列はチラシには書かず、真ん中の列を書いて、それを解決するには町内の皆さんの力が必要なんですよ、と説得するような文言にすると思います。

 

医療費、介護費などが国の財政を圧迫しているから、国はこれ以上医療費がかからないように、病院のベッド数を減らそうとしていたり、医療費、介護費がかからないように、自助(各自自分で予防しなさい)や、互助(地域のボランティアに助けてもらいなさい)の「地域包括ケアシステム」を推進しているなんて書いたら、混乱するでしょうから。