私は、認知症と診断されたことがないので、認知症の方の気持ちがわかりません。

認知症と診断された母親と話していても、子どもには心配かけまいと思っているので、

「なんもだ、だいじょうぶだ」と必ず言うので、気持ちはわかりません。

 

でも、うちの町内会で、認知症啓発パンフレットを作ることになったので、

認知症になったら、どんな気持ちになるのか想像してみました。

 

代表的なアルツハイマー型認知症の主な症状は、

・記憶障害

・判断能力の低下

です。

 

記憶障害があるため、同じ商品をまた買ってしまいます。

記憶障害があるため、同じ話を何度もします。

記憶障害があるため、同じことを何度も質問します。

記憶障害があるため、約束した時間を忘れてしまいます。

記憶障害があるため、電話していた相手の名前を忘れます。

記憶障害があるため、大事な物をどこに置いたか忘れます。

記憶障害があるため、作話して、独語を言い、自分に言い聞かせるようにします。

記憶障害があるため、手順を踏んで何かをすること(例えば料理)が苦手になります。

記憶障害があるので、見当識障害(今日が何月何日かわからない、今いる場所がわからない)があります。

記憶障害があるという自分の変化を受け入れることが出来なくて、自分のミスを他人のせいにしたりします。(物盗られ妄想)

記憶障害があるということを周りから指摘されると、混乱したり、不愉快になり、ケンカになります。そのせいで、周りの方との関係が崩れてしまうことがあります。

 

・判断能力が低下するので、考えることがめんどくさくなります。

・考えるのがめんどくさくなるので、いつも同じ服を着ています。

・判断能力が低下するので、大事な事が、大事ではない事だと思う様になります。

・判断能力が低下するので、周りから外出しようと誘われても、めんどくさくなり、外出しなくなります。

・何もかもめんどくさくなるので、ゴミを捨てることもめんどくさくなり、ゴミ屋敷のようになります。

 

↑これらは、アルツハイマー型認知症の軽度の症状だけではなく、中等度の症状もあります。

 

認知症の方の気持ちを考えることで、その人に寄り添うことができる気がします。