本日、地元の町内会長と副会長と打合せをしました。

内容は、「認知症サポーター養成講座の開催について」

議事メモは、私が用意しました。

内容は、今後の話の進め方と、決めたいこと7点。

まず、今後の話の進め方について、私から町内会長と副会長に説明、大筋で了承されました。

 

でも、気になることを副会長から一点言われました。

「我々の世代は、自分もいずれ認知症になるんじゃないか、いや既になっているんじゃないかと心配しており、問題意識を持っている。でも、残念ながら、あなたは顔が知られていない。あなたが親の介護をして苦労されていることは初めて聞いた。せっかくの提案ですが、今のままでは、参加したいと思う人はいないだろう。」

 

まぁ、予想していたことですが、こうハッキリ言われるとは思いませんでした。

こちらから物事を頼んでいるのですから、相手の頼みも聞く必要があります。町内会の力(人と人のつながり)を利用しようとしているのですから、私も町内会の仕事の一部をしないといけないと思ってます。

 

ただし、副会長さんは町内会の問題点も認識しています。

「町内会役員はみな高齢化していて、何かやろうとしても動きが遅い。あなたのような人が入ってくれれば活性化するだろう。今回、あなたが認知症のことを主体的に動いてくれるのはありがたい。これからも町内会のことを手伝ってもらって、数年後は役員になってもらいたいと思ってる。」

今年の町内会総会で、副会長さんは「私も今年80になるので、役員は今年いっぱいで勘弁してもらいたい、あとは後継者を育てることを目標にしている」と言っていましたので、私は「やっぱりな」と思いました。でも私一人では無理なので、仲間を増やさないといけないですね。

 

副会長さんは、対策も提案してくれました。

「みんな我々の世代は、認知症という言葉自体はみな知っていて、問題意識を持っていても、TVでやった内容をなんとなく知っているだけで、正しく理解している人はほとんどいないと思う。認知症になるとどういう問題が起こり、だからこういう理由でサポーターが必要なんだ、と説明する必要があるだろう。うちの地区には介護施設があるが、そこが出している広報誌は活動内容が書かれているだけで、残念ながら、地域住民が必要とする内容(=啓発する内容)になっていない。認知症を啓発するような、地域住民が必要とするものを提供したい。まずは、認知症を啓発する詳細な説明資料を作ってくれ。1枚で簡潔に。字は大きくしてくれ。それでみんなの反応を見て、何人くるかどうかおおよそ予想がつくだろうし、開催場所にはどのぐらいの広さが必要とかわかるだろう、と思っている」

 

詳細といいながら、1枚というのは、無茶苦茶なことをいうなぁと思いましたが、

仕事柄、お客様の無茶苦茶な要望を、形にするのは慣れています。

夕方には、1枚作っちゃいました。

あとは、町内の介護施設の施設長さんにも見せて、監修してもらおうと思ってます。

これで、町内会が主催、介護施設が協賛という形で、認知症サポーター養成講座を開催しようとしていると、資料を見た人は思うでしょう。

お客様が要求した物を作り、お客様に満足してもらう、結果として私が住んでいる町内は、認知症の方もそうでない方も、だれもが暮らしやすい町になる、そうなるといいですね。