母親の成年後見にかかる費用について調べてみた。

(1)申立する時 については、前の日記を参照してください。

(2)成年後見人への報酬

専門職(弁護士、司法書士、行政書士など)が成年後見人になった場合、成年後見人は報酬付与の申立を裁判所に行い、報酬額は裁判所が決定します。
親族が成年後見人になった場合も報酬付与の申立をしていいですが、無償でやっている人が多いでしょう。

報酬の額は、東京家裁の場合、基本報酬月2万円で、管理する財産が多いと増え、1000万~5000万で月3~4万円、5000万以上の場合月5~6万円になります。
さらに、成年後見した目的で遺産分割したとか不動産を売却した場合は、付加報酬が追加されます。

報酬は、本人(判断能力が不十分な援助される人)の財産から支払われます。

なので、財産のない人に成年後見ついた場合は、裁判所が報酬を認めない(無報酬になる)こともあるそうです。
生活保護を受けている人の場合は、市町村で報酬の補助をしてくれるところが多いようです。

報酬の申立をするタイミングは、裁判所に年1度の事務報告をするタイミングが多いようです。
すなわち報酬の申立をするまで1年間はタダ働き。大変な仕事ですね(^_^;)