今日は、川崎市社会福祉協議会主催の、成年後見制度の講演会とシンポジウムに参加してきた。自由参加で参加費無料なのだ。

講演は、認知症専門病院である和光病院の院長、今井幸充先生。題名は「医師から見た成年後見制度」

昔の老人病院では、認知症患者を身体拘束したり、混浴が当たり前だったり、人権無視していたが、現在は人間らしく生きる、本人の意思を尊重する尊厳を支える介護になってきたとか、認知症は記憶力が弱くなるだけじゃないとか、若年性認知症の特徴として万引きなどの反社会的行動もあるとか、医師として困っていること(事理弁識能力の判断基準がない、医療代諾権がないため、生死に関わる治療の同意をとってもらえない等)など、ためになるお話を話していただきました。

シンポジウムは、医師、弁護士、司法書士、地域包括支援、行政、それぞれの立場から、事例をもとに成年後見制度の説明、申立の仕方、費用、市長申立の流れなどを説明してくれました。

川崎市の場合、平成26年度では102件の市長申立をしたんだそうな。(うち高齢者は89件、障害者13件)

もらった資料は、講演会の資料の他に、第三者に後見人を頼む場合の弁護士、司法書士、社会福祉士、行政書士、税理士などの案内資料でした。こんなに頼める人がいたら、頼む方にしたら悩んじゃうよね。

またこういう講演会があるなら参加したいと思った。

どうでもいいことだけど、今まで神奈川の弁護士会は、横浜弁護士会と名乗っていた。
例えば川崎の弁護士ならば、横浜弁護士会川崎支部の…と名乗っていた。横浜の弁護士なのか、川崎の弁護士なのかよくわからない(笑)

それが4月1日から正式に神奈川弁護士会に名称変更することになったと聞いた。やっとである。

神奈川と言う名称を使いたくない横浜市民のように、神奈川と名乗りたくない、横浜と名乗りたい弁護士がいたのであろう。

笑っちゃうよね(^_^)