ペコの歯列矯正物語 -15ページ目

ペコの歯列矯正物語

歯を抜かないで矯正しました。開始時39歳、終了時41歳。東北の地方都市での挑戦記録です。

人気の歯医者の診察の前に虫歯の治療が最終日を迎えてしまいました。

その歯医者は院長先生と若い学校出たて風女医さんで切り盛りしているようなのですが、その日はあいにく院長先生は不在。

でも、面倒臭いから今日聞いちゃおうと、女医さんに「抜かずに歯並び治せますか?」と聞いてみました。

先生は「専門じゃないんだけど」と言いつつも、歯を見てくれて、
「抜かないとなると歯茎の奥の方にインプラントみたいな金具を入れる必要があります。」と言いました。

その時点で1件目の歯医者より条件が悪い、と思ったので、これ以上の費用・期間等の質問はしませんでした。

「できるって言ってくれてる歯医者もあるよ」とよっぽど言いたかったけど、大人なのでグッとガマン…。
2件予約したうち、1件はすんなりとれたのですが、もう1件は約2週間待ち。

きっと腕のいい歯科医に違いないと期待も高まり、自然とすぐ予約のとれた方は第二候補的な存在になりました。

その第二候補。いきなり好印象!

まず、目視?で歯並びをじっくり見て、期間・費用を見積もってくれました。

*歯並びが複雑すぎて、床矯正だけではムリ。

*でも抜かずにできます!!

*ワイヤーと床矯正を組み合わせて治療。

*期間は2年+歯並びを安定させる期間が2年の計4年。

*費用は約55万円。

価格の部分は、先生も破格だと言っていました。

55万円の内訳は、

床矯正の器具はサービス!
ワイヤーの器具が40万円。
毎月の診察が5,000円×24回。
初期費用数万円。
さらに、後半2年も数万円かかるのかな?と思ってはいるのですが、とにかく良心的だと思いました。

治療費が安くても治療はちゃんとしてるの?と不安もありましたが、先生のお人柄もマジメそうで信頼できそうです。

1件目にして、合格をもらった気分でした。

でも、人気の第一候補にも見てもらわなきゃ、と「家族と相談してから連絡します」と病院を後にしました。
「歯を抜く」ことが足かせになっていた私。

それでも矯正のことがやっぱり気になっていて、ある日無意識に「抜かない 矯正」でググっていました。

そこで「床矯正」なるものの存在を初めて知りました。

いつぐらいから、始まった技術なんでしょう?矯正に敏感な私もまったく知りませんでした。

歯を抜かずにできる。
取り外しができる。
費用も安い。
期間も短い。

夢のような治療法です。

小さいとき、ドッジボールのボールが顔面に当たって口内血だらけになった私には正に朗報!でした。

さらに検索して、近所で床矯正をしてくれる歯医者2件をピックアップ。
抜かないで矯正できるか見てもらうための予約を入れました。

さらに、虫歯を見てもらってる歯医者さんでも矯正をやってるようなので、ダメもとで聞いてみることに。

長ーい長い足踏みからの第一歩!歯並び治るかも?期待の日々がスタートしました。
アメリカでは、矯正なんて超普通!老若男女みーんなやってます!

そんな中、私も気になりだし(20代前半)、歯医者を訪ねました。

その時言われたのは、
「上下合計4本の歯を抜きます。期間は2年。費用は4,000ドル」ということでした。

費用は日本より安い!
でも、ショックだったのは、歯を4本も抜く、ということ。

差し歯で不便な思いをしている母から口癖のように「自分の歯を大切にしなさい」と言われていたので、歯を抜いてまで、という選択肢はありませんでした。

それであっさり断念。

以降「治したいな~」でも「歯を抜くんだよな~」の葛藤を繰り返し、そのたび私には矯正はできない、と答えを出していました。
最初の矯正は、小学校4年生から6年生のとき。
学校の歯科検診で「反対交互」と診断されてスタートしました。

2年かけて、治ったのは反対交互だけ。先生や親には、このあと歯並びも治すよう、強く勧められましたが、多感な時期、あと2年以上もなんて冗談じゃない!と、治療中断。

その当時、伊藤つかさとか人気があって、歯並びなんて全然気にならなかった。
若いとき、歯並び悪いタレントさんもある時期みんな治しますよね?
若いっていうのは、そういうものなんだと思います。

この先、肌はハリがなくなり、髪は白髪になり、歯並びも悪い、なんて悲しすぎます!
やっぱり歯並び治したいです!