現役小学校教師のペコリです。





今日は怒ることについての記事を見たので、「怒る先生」について思うことを。


私は他の社会人経験を7年した後、
教職に就いたのだが、
すでに小学校の先生をしていた知り合いに、こんなことを言われた。


「先生は怒るのが仕事だから」


私は、

自分の力を存分に発揮できて
自分の良さを認められて
人の良さも認められる

そんな子どもを育てたいと思っていたし、子どもの不安を溶かすような先生になれたらなぁと思っていた。

それに、自分が子どものころ、母に

「早く〇〇しなさい!」

と毎日毎日怒られ続けて自己肯定感が下がったという自覚があったので、そういうことは繰り返したくないとも思っていた。

そして何より、


私は人に強くものを言えない。


そんなわけで、
先生になって二年生の担任を持ったときには、
なかなか怒る(叱る)ということが分からず、
校長先生や他の先生方が私に代わって学級の子を怒って(叱って)いかれたり、
保護者からは、
「もっと怒ってもらっていいんですよ」
と言われたり、
子どもからも
「〇〇のこと、もっと怒ってよ!」
と言われたりしていた。

少しずつ、
「どんなときに何を指導するべきか」
という基準が分かってくると、
ちょっとずつ怒る(叱る)ことはできるようになってきたのだけど、気付いたときには、

毎日眉間にしわを寄せて、
イライラして、
子どもをにらみつけたり、
小言を言ったりするようになっていた。

そこでいろいろな教育書を読んで、指導の仕方を勉強したのだけど、
「きつく叱るのは、たった3つのことだけ」
とか、
「できている子を褒めれば注意しなくてもちゃんとするようになる」
とか、
「上手に視線を集めれば、叱らなくても静かになる」
とか。

感情に任せて怒る(叱る)ことを推奨するような記述は当然見受けられなかった。

発達障害の可能性がある子はなおさら、
怒れば怒るほど状態は悪くなる。

社会の流れ的にも、
体罰はもちろん✖️だし、
言葉の暴力も✖️。



今の学校に赴任して、
担任を持ったときには、なるべく怒らない、叱らないやり方で、なんとか一年間過ごすことができた。

その後に結婚し、
妊娠の可能性を視野に入れて、翌年からは特別支援学級担任となった。

特別支援の担任になってからは、
基本的には楽しく。
必要があるときは厳しく。
そんな風にやってきている。
それで、子どもの状態も良くなったと思える。


しかし周りを見渡すと、
毎日のように

「そんなこともできんのか❗️」
「ルールが守れないやつはこの学級にいらん❗️」
「やる気がないなら帰れ❗️」

といった指導の声が聞こえてくる。
学級全体に指導するときには、きちんとできている子まで、恐い思いをしなければいけない。

そんな姿を見ると心が痛くなる…


もちろん、先生が「こわい」ことで、良い効果をもたらすこともあるだろう。
子どもが「こわさ」に慣れることで、今後何が起こっても平気になる子もいるだろう。


でも…
私にはできないし、やりたいと思わないし、
その場面を見るだけで暗い気持ちになってしまう。

そして、
「私は先生に向いてない」
という思考に陥ってしまうのだ。


先生が怒る(叱る)原因は、
一斉指導にあると思う。
あんなに個性豊かで、自由な発想を持っていて、好奇心旺盛な子どもたちを、ルールでぎゅうぎゅうに縛るなんて、無理がある。

そんなわけで、私は少し前から
オルタナティブ教育、とりわけイエナプラン教育に興味を持っている。