台所便り vol.19(大雪) | Pico Farm

台所便り vol.19(大雪)

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この雪が降り積もる頃という時期の今年の「大雪」
この日12月7日はフィリピンのマニラで過ごしました。


常夏のフィリピンは30℃。
冬に向かって準備していた体の緊張がマニラの空港に降り
立つとすぐ解放された感じでした。


実は十数年程前少しマニラに住んでいた事があります。
そのときにあの常夏のなかにいても食べたくなる温かい
食べ物1つだけありました。


$Pico Farm
↑それがこれ。


ギナタンハロハロ。
トロピカルフルーツと白玉をココナツミルクで煮たフィリピン版
お汁粉のようなもの。これが私は大好き!
正直フィリピン料理って、同じ南国のタイ料理の繊細さや
奥行きを感じた事がほとんどありませんがこれだけは別格。


ハロハロといえば冷たいものが有名ですが、
暑いとはいえ冷房の効きまくっている建物にいて冷える
体を温めるためにはこれ!


マニラに行くときは必ずこれを探し求めます。
南国のフルーツは体を冷やすけれど、これはそんなフルーツでも
温める事で一時的に体はあたたまります。
でも冷める速度も速いようです。
やっぱり暑い国だからずっと熱さを感じているよりもさ~っと
さめるくらいが丁度良いい。



1週間滞在し、帰国すると家の周辺は-3℃。
その差30℃以上叫び
その温度差に帰国してすぐは冬眠中に起こされた熊のような気分
でしたが最初はここ数日の寒さすでに体は冬仕様。


マニラには娘を夫に託しての一人旅。
といっても遊びにいった訳ではなく大きなミッションを抱えて
いってまいりました。


そのミッションも早く完了したお陰で1日早く帰国。
想像していた通り子供に会いたい一心に限られた時間を
効率よく使う自分がいました。


娘が生まれてから初めて離ればなれになった1週間でしたが
彼女と一緒に過ごした夫のお陰で「ママのところ行きたい~」って
泣いたのはある日の晩1回だけだったそうです。


私も後ろ髪をひかれながらも、「1人で行く」という大きな決断を
してからは自分の肚がすわったようで「可哀想」という思いよりも
「モモは大丈夫」という思いで過ごすことができました。


とはいえ空港に迎えにきてくれたモモの姿をみて
泣き出したのは私しょぼん汗あせる
モモは少し照れくさそうに、私の顔を見るとはじめ一歩後ずさり
した後にすぐに抱きついてきてくれました。


あまりの愛おしさにずっとずっと抱きしめておりました。