セカンドオピニオンへ!!【2】
セカンドオピニオンへ!!【1】 の続き・・・
山にあるせんと県の大学病院に着いた。
・・・・・なにここ!!!???めちゃ広い
とにかく、広い!!!病院のロビーが、めちゃ綺麗!病院じゃないみたい・・
病院のロビーで口をポカーンとさせ、さえない顔をしている親子。うちらでした。。
セカンドオピニオンの紹介状を受け付けに出し、すぐに小児外科外来へ案内された。
あたりまえだが、看護師さんの関西弁が新鮮すぎて、いちいちニヤニヤする私。
「関西人は顔の作りが違う!」と、女子の顔を見てニヤニヤする旦那。
小旅行気分で、エンドレスでテンション高く、スキップする娘。
看護師さんも、さぞかし「気持ちの悪い家族だな」と思ったでしょう。
そして、ついに、論文書いた先生とご対面!!!
緊張しながら、ワクワクしながら、ドアをオ~~~プ~~~~~ン
・・・!!!ぜんじろう先生だ!!!!
そこには、意外にも若く、TVでおなじみのぜんじろう先生に極似の先生がいた。
その時点で、緊張はなくなった。(ありがとう、ぜんじろう先生)
先生は、娘もいっしょに来たことに驚いていた。車で来たことにも驚いていて、
「今日は、ディズニーに行くよりも楽しみにしていましたから」と言うと、爆笑してくれた。
2時から始まったお話しは、あっという間に3時半。
ノンストップで、1時間半もしゃべり続けていた。そんな感覚、まったくなかったのに。。。
その間娘は、同じ部屋にいたものの、ソッコーで看護師さんをナンパし、一緒に遊んでいた・・
(あの時の看護師さん、ありがとう。ナンパにノッテくれて・・)
この時に話したことは、一応記録はしていたが、まったく記憶なし
それでも一応、まとめてみると・・・
・娘の小児がんは本当に稀だということ(年間に一人いるかいないかくらい)
・抗がん剤が学会発表並に、効いているということ
・今までの治療は、娘にしっかり合った治療で、順調な進みだということ
・腫瘍摘出手術が、奇跡なくらい短時間で、安全なもので、これも学会発表並だということ
何度も先生の口から出る「学会発表並」に、ビビる私。そして、ニヤつく旦那。
やっぱりこの子、珍獣なのかもしれない・・・と
どこからそんなパワーがくるのだろうか。。。すげえな、オイ!!
と思っていると、先生は一息ついて、
「この子は、大丈夫だね」
って・・・・。
もうね、この言葉が、聞きたかった。
今まで、応援してくれている人や、自分自身が何度も言ってきた言葉、「大丈夫」
その言葉は、先生たちの口から、聞いたことがない。
いや、言ってはいけない言葉なんだと思う。
その言葉をぜんじろう先生から聞いて、震えるほど嬉しかった。
「本当ですか!!??」といううちらに、先生は
「こんだけ薬も効いててオペも成功したし、この子は強い。大丈夫」と。
その他に話した事をすべて忘れるくらい(おい!!)衝撃的な言葉になった。
あっという間に、話は終わってしまった。
あんなに嵐吹き荒れていた心が、すっかり晴れていた。
診察室から出たうちら親子は、やっぱりニヤニヤしていた。
【3】につづく・・・・
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