秋口から現在、「美術館・博物館を訪問した結果を残すブログです。」という紹介文にしたほうがいいのでは?というくらい、このテーマばかりでずっと書いています。
今回は2つ。
まずは科博(国立科学博物館)。春に息子と「大哺乳類展2」を見に行って、その後常設展を見るものの、途中でタイムアウトしたのが気になっていて、家族で見に行きました。
本当は子供の習い事がお休みになったので、11月の祝日(今年最後のほう)はディズニーシーに行こうと思ってたのですが、この日の1Dayパスポートが早い段階で売り切れていたらしく、結局行くことができず…。お天気もあいにくの低温+雨だったので、屋内で行けるところにしよう!と、またまた上野に行くことに。
まずは腹ごしらえ。
レストランは10:00オープンなのでお昼時に混み合う前に直行するも、リストに名前を書いてから「20分」の表示を見て、一瞬くじけそうになりましたが、そこまでは待たずに済みました。
どうせなら、ここでしか食べられないものがいいよね、ということで。
「活火山のチキンカツ」

と
「恐竜の足型ハンバーグ」

↑撮影アシスタントは息子。写真の天地が合うように、スマホを向けるとお皿をこちら側にくるっと向けてくれました。
運ばれてきて「どこが活火山?」とちょっと訝しんでいたところ、中にマグマが!

(みなさん、ここ、驚くところですからね。じゃないと食事中に写真を撮るちょっとマナーの悪い母、証拠をブログにupする・・・という残念な1カットになってしまうので。お願いします
)
味はともかく、造形のそれっぽさを楽しむメニューでした。
前回は地球館のB3階でスタックしていたわが子、今回も同じフロアで1時間近く科学実験ぽい装置と天体宇宙ににハマっており。
「うん、そのうち私がちんぷんかんぷんの物理男子になるわー(夫似)」と確信を深めました。
それとB1階の恐竜。ちょうどボランティアの方が子供向けに恐竜の骨格の説明をしてて、「こどもはなんで恐竜好きなのかなー?」というどちらかというとアンチ懐古主義的な我が子も、説明が分かりやすいのでふんふんと聞いていました。
解説の方の説明が終わると、熱狂的な恐竜大好きキッズが手持ちの(私物)恐竜グッズをその係の方に見せて、何の種類かをクイズ形式で尋ねる謎の「恐竜鑑定大会」になっていたのには、ちょっと笑いました。
(それがまたマニアックなので、正解は全く覚えられませんでした…。)
恐竜のフロアなのに、なぜか同じコーナーで本物の隕石に触れます。強化プラスチックのケースに入って「落とさないように両手でしっかり持ってください」と頼まれたのがロシアで落下したコレ↓
とても貴重なものだということでした。
確かに、月の表面の石(スミソニアン博物館)やイトカワの石(JAXA)など、「宇宙の摩訶不思議な石」自体はホンモノを肉眼で見られる場所があるものの、たとえケース越しにしても、手に持てるという機会はそんなにないので、珍しいには違いないです。
今回は常設展だけ、という計画で見に行ったにもかかわらず、地球館を全館見て回ると3時を過ぎたので、日本館はまた今度。














さて。庭園美術館のほうです。
こちらのほうが、写真が見栄えするのですが、今回は訪問順に紹介します。
独身の頃目黒で習い事に通ってまして、ほぼ週1で近所を通り過ぎていたのを懐かしみつつ、入館自体は初めてなので、期待して向かいました。
主な目的は紅葉狩り。もうテレビ番組で紅葉が紹介されているのを見てるうちに行きたくなってしまって
ちょうど夫と子どもは別なところにでかけたので(最近は月1ぐらいのペースでそんなことがあるので、そんな日がもれなくソロ美術館訪問デーになってます。)
もう沿道からして銀杏の黄色で埋め尽くされていて。
紫に染まったツツジの枝に銀杏の葉が積もっているのなんて、ちょっとしたタペストリー感ありますよー。

そして。
お庭は。

もう、真顔で「ちょっとうちのお庭、ご覧に入れて差し上げますわ」と、撮影のシャッターボタンを押しただけにもかかわらず、目線が上からなのか下からなのかすら不明、丁寧語の使い方がおかしくなるくらいのマダム風情で紹介したい、広大なお庭なのです(※もちろんわが家ではなく旧宮家の日本庭園です)。
この日本庭園以外にも西洋庭園もありまして、こちらはテーブルやチェアもしつらえられていて、スペースを広く取ってあります。なぜか柿の実がなっておりました。
よく見ると落葉がかなりすすんでいて、見頃はやや過ぎたかな?という感じではありますが、日本庭園内のお茶室も公開されていてラッキー。お庭だけなら、一般200円で入れます。
美術館のほうは、旧朝香宮邸に、棟続きで現代的な新館が付属しています。宮家の邸宅は大正時代のアールデコ建築です。
ガラス装飾の一部をルネ・ラリックが請け負っていて、エントランスなら写真撮影可だというので、一枚収めました。

伝わりにくいかもしれませんが、女性像も後ろの後光状に見える装飾もガラスで、これが4体ならんでいます。ガラスで人物の顔を成形するのは、現代でもなかなか難しいのに、20世紀初頭でこの完成度は素晴らしい。
開催中の展覧会は「アジアのイメージ 日本美術の東洋憧憬」。
紀元前の中国から戦後の絵画まで、日本の芸術家たちが東洋芸術にどのようにインスパイアされて作品を作ってきたか。というコンセプトの展覧会なのですが、辛口で言えば「オマージュ作品はオリジナルには適わないんだな~」という感想しか浮かびませんでした。
おそらく、「日本の芸術家の作品を『ぽん』と置いても、その創作の元ネタが何なのか分からないと楽しめないでしょう?」という配慮なのかもしれませんが、その元ネタの本物(こちらもちゃんとしかるべき博物館から貸与されたもの)も並べて展示してあったので、骨董の方をじっくり見てました、自然と。
例えていうなら、ものすごくリアルなお化け屋敷のその中で、目元を特殊メイクの細部まで数時間こだわって仕上げたミイラ役の人がいても、大英博物館から借りてきた本物のミイラが並べて置いてあったら、さすがにギャーって言うのを忘れてそっち見ますよね?という話です。
やや辛口ではありますが、一方で古い時代にはなかった素材を使ったり、東洋風の陶器や磁器を題材にして、絵画という形で表現したり、直接比較が不可能な視点で楽しめるものもありました。
また焼き物の器を中心に点数が多いので総じて見ごたえはあり、邸内の建築も細部まですばらしく全体的には満足できました。
この展覧会は棟続きの新館のほうで、一部の作品の撮影ができます。
そうそう、新館にあるカフェには白桃🍑の紅茶がおいてありました。ピーチティーは圧倒的にアイスが多いなか、ホットティー
でしかもポットで出てきたので嬉しかったです。
冬至も近いので日暮れが早いのですが、それはつまり昼下がりでも太陽の角度が浅くて光源が弱いということでもあるので、写真が苦手な私にもこんなインパクトのある写真が撮れました。

光源をファインダー越しにのぞくのは他の季節ではなかなか難しいでしょうね。
1月中旬からはルネ・ラリックの作品を集めた展覧会が開催されるとのことです。