もうずっと会えない人だと思ってた人でした。
本当に偶然でした。
お互い目が会ったとき,少し変な空気が流れた。
手を肩くらいまで上げただけで,言葉は交わしませんでした。
少し立ち尽くした後,時間があったら一緒にごはん行こうと言ってくれました。
2人になったのはいいけれど,何を話せば良いか分からなかった。
たわいもない話ばかりでした。
過去には触れず,触れられず,お互いがその事を分かって慎重に慎重に話してました。
彼と別れて,その後わたしには好きな人も出来たし,その人とずっと一緒にいましたが,別れてから昨日までの期間がまるでなかったかのようなキモチになって,その数時間は完全に過去に戻っていました。
彼の仕草や香水の匂い,もうかなりの年月がたっているのに変わってなかった。
人のキモチはこんなにもすぐに変わるのかと愕然とした。
帰り道,まだ一緒にいたいというキモチが,彼にも伝わったことは間違いない。
そんなわたしの抑えきれないキモチを漂わせたまま電車に乗った。
お互いがぎこちないまま,手を振って別れた。
新しい一歩を踏み出しなさいと言われてるような気がした。
何も変わらないままじゃいけない。
変わらないからそのままなんだと。
何だか頑張れる気がした。
何もかもが吹っ切れて,まっさらな状態。
会えて嬉しかった。
本当に嬉しかった。
笑って話せて良かった。
わたしは前に進んで行きます。
でも,絶対に忘れないよ。
大好きで大好きで本当に大好きだったから

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