アメブロにてブログ初めました、ヴィオラ弾きの石崎佑子と申します。

数年前までヤプログで書いていたのですが、サービス終了時に放置して引っ越しをしなかったところ記事が全部消えてしまいました😅

それ以降しばらくブログはお休みしていましたが、久しぶりにまたブログという形式で何かしら文章をかきたいと思うようになり、ふと再開した次第です。

このブログのタイトル "頓珍閑話"についてですが、これは阪急電鉄、東宝、宝塚歌劇の創始者である実業家の小林一三が、宝塚歌劇の機関誌である雑誌「歌劇」において宝塚少女歌劇の舞台評であるとか、当時の舞台芸術全般の在り方、またスタッフへの意見などを毎号寄稿する際の投稿欄に使っていたタイトルで、"頓珍閑話"として執筆する際にはペンネームの"池田畑雄"を使っていました(一三本人の名前で書くこともあり、はたまた"大福菊左衛門"という名前のときもあり)。

今でこそ、雑誌「歌劇」はファン向けの機関誌という性格が強いものの、創設当初この雑誌上では宝塚少女歌劇のみならず、様々に幅広く、舞台、芸術に関する議論が活発に行われていました。

また読者や観客からの宝塚少女歌劇に対しての厳しい意見もあえて載せるなど、今ではなかなか考えられないことですが、非常に有意義な議論が行われる場のひとつでもありました。

そんな機関誌「歌劇」の中には小林一三の言葉が膨大に残されています。

"頓珍閑話" をブログのタイトルにするのはいかにもおこがましいのですが、シンプルにこの言葉の響きが面白いことと、小林一三の演劇や芸術に対するまなざし、考え方や雰囲気というものが個人的に好きであり、自身におけるperforming arts の指針としても、小林の考えは常に心の中に置いておきたい気持ちがあり、また、複雑であったり深刻になりがちな思考にとらわれがちなところを、あえて軽やかな心持ちで淡々とシンプルに、かつ情熱をもって進んでいきたいというような気持ちから、この言葉がふと頭に浮かんでタイトルにしてみました。

あまりヴィオラ弾きらしいタイトルではありませんが、そのようなわけです。

これまで、個人的なことの徒然を文章にするのはあまり潔いものではなく思ってきましたし、言葉はさらに次なる言葉を勝手に誘導してしまい、ときに本心との解離を生む、その違和感の修正作業自体が面倒なため、論文や研究のための文章以外を書くのは避けていましたが、そうであっても、結局頭の中では常に言葉や文章を無意識に構成しているので、いつも頭の中の言葉の洪水の中で生活していることには変わりない、、

ならば、と、整理しつつ少しアウトプットしていってもよいのかなと考えています。

トピックはヴィオラのことはもちろん、そのときどきで思い付くことを記していくスタイルになるでしょうか。始めたばかりなのでよくわかりませんが、ここを訪問くださる皆さま、ゆるりとした感じでお付き合いいただければ幸いです。

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