表参道の駅から六本木通りへ進んだ住宅街の一角に、ヨックモックミュージアムが2020年秋開館。
ピカソの陶芸作品を中心に展示する美術館です。



ずーっと行きたくて気になっていたその開館記念第2弾「地中海人ピカソー神話的世界に遊ぶ」展 にようやく行ってきました。

ピカソを「地中海人」という切り口で取り上げているのが素晴らしい。
国も宗教も多様なあの一帯を包括した「地中海人」という概念に圧倒的な憧れがあります。






パン神やケンタウロスなどギリシャ神話の世界。
ピカソが好きだったという鳩や梟、魚、女、男、闘牛士、自然のものたちを描いた皿や壺はどれも素晴らしくて、買えるもんなら買いたかった!





ピカソ自身が、自身の陶芸作品をいくら量産しても、投機的に高値がついてしまうことを憂いて「本当は自分の壺を町の娘に何気なく水汲みに使ってほしい」みたいなことを言っていた(意訳)と展示で読んで、それよそれ!と思いました。
実用にしたい美しさ、楽しさ。
スペインの土産物屋でレプリカが大量生産されてほしい(笑)

お膝元のZARAホームとか、なんならFrancfrancとかでもいいからこのピカソの陶器の権利を買い取って複製してほしいなぁなどと妄想を広げつつ、やむなく絵葉書だけ買い、併設のカフェでケーキとコーヒーをいただきミュージアムを後にしました。








カフェは週末どこも激混みな青山あたりで、この空き方も狙い目かも。