談山神社のバス停から、神社までは10分ほど。
しかし平日ということもあってか、人っ子一人見当たらず…同じバスをおりたおばあさんもどこかへ消えたw
神社の前には参道がありましたが、店も全て閉まってる…
さびしい…そして寒い…寒すぎて自販機で缶コーヒーを買う。


参道に面した大箱なホテルも休業中…熱海みたい。
とりあえず神社入り口に到着。

あたりに人はいませんが受付には人がいる!よかった!拝観料を払い、案内パンフレットなどをいただき、境内の階段を登る。
すぐ脇に夫婦杉。



なるほど、二股に分かれているから夫婦杉?
さらに階段を登ると十三重塔。

ここから見下ろす境内がなんとも時の流れを超えた風情がありました。
田舎なんだけど田舎じゃない、寂れてるんだけど寂しくない。山の中の、かつての華やかな場所。
この境内の「けまりの庭」では春と秋に鎌足と中大兄皇子の出会いの蹴鞠会にちなんだ祭も行われているらしい。朝廷の装束でけまりの会。こんな山の中だけど、それもまたしっくりくる。檜皮葺きの屋根がこの山深い場所にとても合っていました。



そんな境内の、少し奥まったところに竜神社。
権殿の北側、湧水が滝になって流れ落ちている場所。奈良県のパワースポットとの看板表示がありましたが、そんな表示を見る前から、せせらぎの水音と異様に清々しい気配にハッとさせられました。
ここはなんだかわけもなくすごかった。


この一帯です。
謎の清々しさ!
離れがたく、意味もなくしばらくこのあたりでうろうろしたり写真を撮ったりベンチに腰掛けていました。
なんだったんだろう。

その清々しい竜神社のすぐ脇から、談山と御破裂山に登っていく登山道。

談山神社の裏山への入り口。
こんなにワクワクする山登りもそうないですね。
竜神社の空間にずっといたい気持ちもありましたが、あまりゆっくりしても暗くなりそうだったので登っていきました。本殿は山から降りてきてからお参りすることにします。